短編 #0677の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
『BRACK・LIST』 Writed By Kitaya Wadachi 「ツバキガイト・シゲミツ(人名)」 広田:おい、もしかして今日って体育あるんとちゃうん? 北野:もしかせんでも、あるやろ? 佐川:ほなら、ツバキガイト来るんちゃうか?! 北野:そう言えば、体育の白木先生が講習会あるとか何とかで、今日は代理の筈やな ぁ。 広田:げーっ、どないしよ・・・やっぱしツバキ来るやん。 佐川:どうしたん、ひろちん。 広田:体操服、忘れた・・・ 北野:嘘やん、どうすんねん。お前、奴に殺されるぞ。 佐川:あいつ、怒ったらめちゃめちゃ怖いもんなぁ。そうや、ひろちん。今から借り に行け! 広田:・・・そうするわ。 北野:でもな、名前ちゃうかったらバレたりせーへん? 広田・佐川:え? キーンコーンカーンコーン・・・・ 広田:うわーっ、チャイム鳴ったぁっ。 北野:しゃーないなぁ。とりあえずジャージでやれ。 佐川:二人とも何やってんねんっ。はよ体育館行くぞっ。 ・・・・授業開始・・・・ ツバキガイト:広田、お前、体操服はどうしたんだ? 広田:あの・・・あのう。忘れ、ました・・・。 ツバキガイト:何やとぉっ、忘れたやとぉ?おい、広田っ、前に出ろっ! 北野:あちゃー。 佐川:大丈夫かな、ひろちん・・・。 ツバキガイト:貴様のその腐った根性、叩き直してやるっ。目ぇつぶれっ!歯ぁ食い しばれっ! 広田(心の声):もうあかんー。 ツバキガイト:覚悟はええなっ? 広田:は・・・はいっ・・・。 ツバキガイト:(ホッペに)チュッ! ブラック・リストより「ツバキガイト・シゲミツ(人名)」 今回はちょいとばかし気分を変えて対話形式で書いてみました。(しかも関西弁)お 口に合うかどうか分かりませんが、 どうかご賞味下さい。 「こんな奴、おらへんでー」とお思いでしょうが、その通り! 嘘です。しかし、ツバキガイト先生は実在の人物でした。敢えて過去形にしたのは、 小学校の時に見たっきりだからです。 かれは産休代理の先生でした。赤いタンパロンにパーマ掛かった長髪、下駄こそ履い てはいませんでしたが、いつもイボイボの付いた健康スリッパを履いていました。ま さに「こんな奴、おらへんでー」の世界が彼の中にありました。いじめをやる男子生 徒の胸ぐらを掴んで振り回し、私達の度肝を抜いた事もありました。私にとって、彼 は脅威でした。彼は今ごろどうしているのでしょうか?私の友人で彼の事を覚えてい る人はほとんど居ません。ひょっとしたら・・・彼は実在していなかったのでは?最 近はそうも思うようになりました。 だって、こんな世の中で彼は生きてはいけないでしょう? 作品と関連なくってすいません。ちょっとしんみりしてしまいました。 (後記:北埜 轍)
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