短編 #0613の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
「ですから、その時間は食事に行ってました」 「誰か証言できる者はいるのかね?」 「……300人収容の大食堂ですから、そこまで気付くかどうか。近くに私の部署 の人間はいませんでしたし、この制服ですから食堂の人も見分けがつくかどうか」 「君は部内に人気がなくなる12:30を犯行時間に選んだ。携帯電話で彼女を呼 びだし、屋上から突き落としたのだ。恋愛がらみか……陳腐な動機だな」 「してませんてば。私は昼食を取ってからすぐ、出張に出たんです。今帰ってきた ばかりですよ」 「君は昼食に何を食べたのかね?」 「何って……いつもの日替わり定食ですけど」 「おい、こいつを逮捕だ」 「な、何をするんですか!」 「どうもこうもない。犯人は君だ」 「なんでそうなるんだ!」 「昨日の日替わり定食は天丼だった。具は何かね? 何を食べた」 「え……っと、タマネギと人参とエビと鱚……」 「食べたのかね?」 「はあ」 「本当に昼食を取ったなら、君は今頃入院中だよ。『そっち』の犯人は君が日替わ り定食を食べることを知っていた。鱚とエビに毒を仕込んでおいたんだ。3人が重 体、58人が入院治療中だからな。幸い今のところ死者は出ていない。さあ、奴が ブタ箱で君を待っているぞ」
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