短編 #0523の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
その国では戦争を行っていた。美しいお城の中には、幼い頃父上と母上を亡くされ た王子が一人、あとは家来がたくさん。 「王子さま、戦争をおやめになってください」ある日、オレンジ作りの名人が、王 子の元にやってきた。 「くびをちょんぎれい」王子はよく熟れたオレンジを食べながらそうつぶやいた。 「ははぁ」家来はそういうと回れ右をして、名人を引き立てて広間から出て行った。 どこからか悲鳴が聞こえてきたような気がしたが、王子には関係のないことだった。 オレンジを食べ終わったとき王子は、「これはうまかった。また食べたいな」とつ ぶやいた。 しかし、その後王子はうまいオレンジを食べることができなかった。なぜなら、オ レンジを作ったものは、処刑されていたのである。 「王子さま、戦争をおやめになってください」ある日、父王の代から使えていた大 臣が涙ながらに訴えた。 「くびをちょんぎれい」王子は実直そうな大臣を前にしてそうつぶやいた。 「ははぁ」家臣はそういうと回れ右をして、大臣を引き立てて広間から出ていった。 どこからか悲鳴が聞こえてきたような気がしたが、王子には関係のないことだった。 昔を懐かしむ王子は、「大臣をよべい。亡き父上母上のことが聞きたいな」とつぶや した。 しかし、その後王子は父上のことも母上のことも聞くことができなかった。なぜな ら、昔のことを知っているものは、処刑されていたのである。 「王子さま、戦争をおやめになってください」ある夜、王子が寝ていると何者がか やってきた。 「くびをちょんぎれい」王子はベットの中でそうつぶやいた。 「ははぁ」何者かがそういうと回れ右して、寝室の鏡の中に入っていった。 いたるところから悲鳴が聞こえたような気がしたが、王子には関係のないことだっ た。 翌朝、鏡を見た王子は「これはなんと我が写っていないではないか」とつぶやいた。 その後王子は生きていくことができなかった。なぜなら、王子の国が負けて、みんな 処刑されたのである。 $フィン
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「短編」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE