短編 #0417の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
中学2年の浩は、同じクラスの雅子という子が好きだった。どれくらい好きかと 言えば、それはもう、どっこい大好きなのである。しかし、雅子はその事は知らな い。 浩には親友で、哲也という者がいた。この哲也でさえも浩は雅子の事が好き とは言わなかった。 浩「あー、今日も午前の授業おわったの」 哲也「ああ、ようやく終わったなあ。今日の昼飯何やっけ」 浩「今日はうどんじゃなかったかな。」 哲也「うどんか。給食にしては無理がないか?」 浩「まあ、作者の都合とかあるから仕方ないんじゃないか」 哲也「なんだ。その作者ってのは」 浩「まあ、そっとしておき」 そして給食当番の手により、今日の献立のうどんが運ばれてきた。 今日の献立は、うどん、パン、冷凍みかん、牛乳、鯨のフライである。 浩「なあなあ、雅子」 雅子「なによ。気安くよばないでよー」 浩「あ、ごめん・・・」 ちょっと弱気な浩である。 浩「おまえ、うどんて好きだったよなあ」 雅子「好きよ。それがどうしたの?」 浩「どうって・・」 ちょっとシャイなアンチキショウな浩である。 雅子という子は、ちょっと気の強い女の子なのである。 しかし平和な日々もそう長くは続かないのが、この手の読み物。 そうしないと先には進まないのである。 雅子の様子が変だ。 雅子「はっはっっくしょーーーい」 「凄いくしゃみだ。」と浩は思った。そして後ろからトントンと浩の肩を叩く 感じをうけたので、振り向くとそこに哲也がいた。 哲也「なあなあ、雅子みてみ」 浩「みろって、雅子じゃんか」 哲也「いや、鼻のあたりをみるんや」 浩は雅子の鼻のあたりをみて驚いた。雅子の鼻の穴の中で、牛乳のように白く そして太陽の光をあびて燦々と輝く物体があるではないか。 哲也「あれは、さっきくしゃみした時に上がってきたうどんや」 浩は目の前が真っ暗になった。 何せ好きな娘の鼻からウドンがでているでは ないか。しかも本人は先ほどのくしゃみの余韻か、鼻からでてるウドンには気 づいていない。 浩はどうしてよいのか分からなかった。とりあえず知人である哲也には騒ぎ 事にはするなと言い、鼻からウドンのでている雅子をみつめていた。 浩「さてどうしよう。雅子に”雅子!鼻からウドンがでてるぞ!”だなんて ストレートにいえない。とはいえ、英会話のCMにように”鼻にウドン がささってますよ”ともいえない。さて困った」 浩「雅子!うどんうまいかあ?」 雅子「おいしいわよ。それがどうしたの?」 浩「(困った。鼻でも味わってるのか?とは聞けない) いやあ、やっぱ学校のウドンは最高だよね。(何いってんだ、俺は)」 雅子は無言のまま苦笑し、哲也は必死に雅子に鼻からウドンがでている事を 伝えようとしている浩の行動をみて笑いをこらえているのである。 そして浩は考えた。机の中にあった紙と鉛筆で、雅子に「鼻からウドンがで ているから鼻をかむフリをしてとり」と伝えようと。 浩「よし。できた」 浩「雅子〜」 雅子「なによーさっきから!」 浩「いや、これを・・・」(と先ほどの内容の紙を手渡した) そして雅子はこちらを向くすべもなく、鼻をかむフリをしてウドンを駆除した。 浩の作戦は成功したのである。この事を後ろからみていた哲也は「おー」っと うなりなかなかやるなという目で浩をみていた。 次の瞬間、雅子がこちらを向いた。鼻にあったウドンは見事に無かった。 浩「あー・・」 雅子「・・・・」 お互いに言葉もなかった。しかし、既にウドンで愛が芽生えたかと勘違いした 浩は雅子にこう言った。「大丈夫か?」 雅子は「うん」といった瞬間に、教室中に響きわたるような大きな音で浩の ほっぺたをパシッっとしばき上げた。 なんだか分からない周囲と浩と哲也は黙ってしまった。 雅子「ばーか。このろくでなしのお人好しが」 と浩にこう言うと、笑ってまた給食をとりはじめたのである。 浩はなんだか分からないがちょっとブルーな気分になった。だけど、鼻から ウドンがとれて安心した浩であった。 この二人は10年の交際の後、来月に結婚するという話が入ってきた。 友人代表は哲也。二人のなり染めを言わないか、ちょっと心配である。 「愛と青春のうどん」 fin. かずいさ
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