短編 #0360の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
課長から約3時間説教をくらい、めまいを覚えながら小山田は署を後にした。 彼は当然の事に課長に腹を立てていた、既に20年近く警察の飯を喰っていて それなりの職務に対する誇りを持っているつもりだったのだが、課長には関係の 無い事らしく、プライドを傷つけられたのだ。 「あの野郎!!上級職あがりはこれだから好かねぇ!!」 署から約500メートル離れた場所で彼は大声で叫んだ。 どんなに頭に血がのぼっても、彼はどこかで冷静さを保っているようだ。 とにかく目撃者の大友しのぶにもう一度話を聞こう。 自分の勘では何か彼女は隠しているようだった、それにしても容疑者は まだ捕まらないのか!?たかが高校生1人にいつまでかかっているんだ!! 容疑者の家には既に捜査員が待機しており、捜査令状がおりたら直ちに 家宅捜査をする予定だった。 容疑者が通学に使用しているバスのバス停にも捜査員を派遣済みだ、 ただし、こちらは頭数の関係で容疑者の乗る学校近くと自宅近くの バス停のみに配置しただけであった。 しかし、相手は普通の?高校生だ、いずれにしろ時間のもんだいである、 小山田はその点に不安は無かったが、とにかく早く検挙をしたかった。 彼はタクシーを拾うと大友の自宅へと向かった。 タクシーを降り、大友と書かれた表札のそばのインターホンを押した。 40位の女性が扉から出てきた、≠ィそらく大友しのぶの母親だろう、 そう思った彼は手帳を彼女に見せながら、 「警察の者ですが、しのぶさんはご在宅でしょうか?」と、丁寧に 訪ねたつもりだった、ところが彼女はいきなり扉を閉め、 「いません!娘は出かけています!お、お引き取りください!!」 「何時頃帰られますか?」 「わ、わかりません、もう知ってる事はすべてお話しました!!これ以上は なにも話す事は無いと言っておりました・・・・」 「判りました、とりあえず帰りますが、娘さんが戻られましたらこちらまで 連絡してください」と言って名刺を取り出した。 左手で名刺を出すと、扉の隙間から見えている女性の顔に差し出した。 彼女が震える手でそれを受け取ると、扉の閉まるのを防いでいる取っ手を 握っていた右手をはなした。 扉は今度こそバタン!!と閉められた。 「なにやら裏があるな・・・」 彼は長年の勘から事件解決が長引きそうな予感がした。
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