短編 #0351の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
走りながら必死になって思い出そうとしていた、何を!?もちろん 何故自分がナイフを持っていたかだ、なぜ?なぜ?なぜ?・・・!!! そうだ!!自分は倒れていた教師の側に近づいて様子を見たのだ。 もちらん、その時点ではよもや死んでいるとは思わなかったので、特に警戒は しなかった、うつ伏せになっていた教師を仰向けにして胸に刺さっているナイ フを見て無意識のうちに、それを抜いたのだった。 既に胸のあたりは血塗れになっていて、ナイフはなかなか抜けず、ようやく 抜いた時は両手とも血がべっとりとついていたのだ。 そして、あの女(大友)の悲鳴が・・・・・逃げる必要はないじゃないか!! あの馬鹿女がすっとんきょうな悲鳴さえあげなければ、警察に通報して それで済んだ事なんだ、あの野郎!!知らない相手ならともかく、顔見知り の相手を捕まえて「人殺し!」とは何事だ!! 逃げなければならない理由はなにもない、走るのをやめよう・・・彼は足を 止めて、大きく息を吐いた。 もどろう・・・戻って事情を話せばそれでいいじゃないか、もう警察も来ている だろうし・・・・・でなければ益々おかしな事になる。 再び学校に足を向けると、彼は先ほどまでの悪夢の様な時間を頭に浮かべていた。 これは夢ではないのだろうか・・・とは、考えなかった、両手に附いた血糊が それを雄弁に語っていた。 先生と大友が共謀してからかったのでは・・・・・だが、この血の臭いは以前 自分の鼻血の臭いを嗅いだ時の物とおなじだった、本物の血だ。 事実を理解してもらうまでに時間がかかりそうだ、めんどうな事になった。 などと、考えているうちに学校の近くまできた、やはり日本の警察の動きは 迅速で、既に3、4台のパトカーが駐車していた。 警官の姿は車の近くには見えなかったので、校門から校内に入った。 陸上部の部室の見える場所まで行ってみると、さすがに警官が何人も出入り して、緊張感が漂う。 部活で学校に残った生徒達がとうまきに人垣をつくる、その間をくぐって 人垣の整理をしていた警官に声をかけた。 いざ声をかけてみたが、考えれば警官と話をするような機会は今まで無く、 まして自分が事件に無関係であることを流暢に説明する自信はない。 その警官には、自分が第一発見者である事を告げ、責任者の所へ案内して もらうように頼んだ。 警官は本当に現場を見たのかを確認したが、簡単な様子を話すとすぐに信 じてくれ、現場へ連れて行ってくれた。 私服の警官、おそらくは一番階級が上の様に見える男に警官は2言、3言 告げると、その場を去った。 しばらくその男が回りの部下らしい集団と話してるあいだ、大友の姿を 探した、この場合あの女が同席したほうが良いのか悪いのか判らない。 しかし、彼女の姿は見えなかった、下手に大騒ぎされるより彼女無しで 話をしたほうがいいのかも・・・・・ そんな事を考えていると、私服の警官がこちらへ振り向いた。 「小山田警部ですが、現場を見られたそうで・・・」 低く、冷たい第一声だった。
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