短編 #0289の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
ありゃりゃしまった。もう真っ暗だ。だけど何てことだい。普通、客が寝ていた ら、守衛が気付いて起こしてくれそうなもんだが。まぁ田舎の自治体が、高齢者を 雇って管理している城跡だから、そこら辺、杜撰なんだろう。でも困ったなぁ。ト イレにも行けやしない。どうせ扉も施錠しているだろうし。あ、そーか、窓から出 れば良いんだ。へっへっへ。あれ? ああぁぁぁぁ。そっかぁ、この天守閣は石垣 の上に建ってんだ。うわぁ、こりゃ地面まで10mはあるな。降りられないや。う ーん、忍者だったら軽く抜け出すんだろうけどなぁ。でも間抜けな話だなぁ。城山 の天守閣で眠っちまって、閉じこめられるなんて。まぁ朝になったら、出ていける だろう。 あーあ、グッスリ寝たから、もう眠れないや。どうしよう。暇だよなあ。ふーん、 歴史資料室になってんだ。興味ないから、知らなかった。ほえ、白糸威の鎧じゃん。 おっ洒落ぇ。紺とか赤なら、よく見るけど。ふむふむ、何、ほほぉ、お姫さまが着 てたとな。……なんで、お姫さまやねん。なになに、中世末期に水軍を率いた川野 道友の娘・黒姫が着用、黒姫は女性ながら武芸百般に通じ戦の度に先陣を切り勇名 を馳せた。よく解らない説明だが要するに、黒姫っつーのが着てたワケね。うーむ、 黒姫かぁ。白糸威の甲冑に身を固めた褐色の膚もつ精悍の美姫。っかぁぁソソるね ぇ。って、こんな所でおっ勃てても仕方ない。ティッシュも無いんだからさ。 「何をしておる」 は? え? 誰や? 誰も居ないやん。空耳かぁ。 「其処の者、何をしておる。何者ぢゃ」 へ? うわぁっ、鎧が喋ったぁぁ。ナンマンダブ、ナンミョウホウレンゲキョウ、 ついでに、ハンニャァハラミタイッサイ…… 「答えよ。何者ぢゃ。何をしておる」 「あぅう、私はタダのサラリーマンですぅ。お助け下せぇまし」 「サラリーマン? さてはバテレンか」 「ちゃいます。私ぁ先祖代々真言宗の檀家です」 「真言宗の檀家が何故に題目を唱える」 「いや、それはあ」 「怪しい奴め」 うわっ、痛ぇ、引っ張るなよぉ。何処に行く気だ。うわあああああっっっ。イッ テェ、階段なら階段と言えよ。馬鹿やろうっ。あっ、いえ、馬鹿だなんて、そんな。 貴方様のことじゃないでございますです、はい。ああっ恐い顔で睨まないでよぉ。 ん? 地下室。嫌な予感……。 「脱げ」 「へ?」 「脱げ」 「え?」 「脱げと言うのが解らんのかっ」 ああっ、嫌っ、そんな乱暴なっ。ああっ。ああああああああああああ。 「ぐふふ、トボけた奴め。正直に答えないなら、身体に聞いてやる」 「ああっ、そんな、ご無体なっ、嫌っ、やめてぇぇ」 「ぐっふっふ、初い奴、初い奴。嫌よ嫌よも、好きのうちと言うてだなぁ」 「ああああああああああああああ、あ、あ? ええええっっ、あんた、女か?」 うーむ、鎧を脱ぐと如何見ても女の肉体。いや、如何見てもというと語弊がある。 えぇっと、シュワルツネッガーにデカパイをくっ付けてペニスをチョン切ったよー な。……まさか、これが黒姫? うわぁ確かに黒ずんでる。乳首と女陰が。うわぁ ヤだよぉ、見たくないぃぃ。 「あの……、まさか、貴方様が黒姫?」 「そうぢゃ」 「うわあああっっ、嘘だぁぁ」 「何を言う。ワシが黒姫じゃ」 そーだよなぁ。現実ってこんなもんなんだよなぁ。伝説上の人物って美形だと思 っちゃうけど、現実って……。でもなぁ、ちょっとコレは酷いんでないかい。贅沢 は言わないけどさぁ、やっぱ、もっと、こぉ、人間に近いモノでも良いんでない。 コレは酷すぎるよ。これが「姫」? 「何をブツブツ言っておる」 「え? いえいえ、何も」 「そうか、それでは。……舐めろ」 わあ、ソレを近づけるなっ。近づけるなったら。臭い! いひがれきなひ。っぷ あああっっ。窒息するぅ。んんんっっ。 「ほぉれ、もっと舌を遣うのぢゃ」 「んんんんんんっっ」 「くっくっく、美味ろう。ほぉれ、もっと強く」 舐めろってったって、うわあああっっ、偶には洗ってるのかよ、これ。うわぁ、 刀を突きつけるなってば。舐めますよ。舐めりゃ良いんでしょ。ううぅ、惨めやぁ。 「よぉし、そろそろ良かろう」 「ぐっげええっっ、おえええっっ、はあはあ、もう許して下さぁい」 「挿入よ」 「え?」 「挿入るのぢゃ」 「そんなぁ、勃ちましぇぇん」 「それでも男かっ。よぉし、勃たせてやる」 うわぁ、お助けぇ、食いちぎられるぅぅ。あっあああっっ、あうううっ。ああっ そんなに吸うたら、ちぎれますがな。あああっっ勃たなきゃ殺される。勃たせなき ゃ、勃たせなきゃ。えぇっと、ニニンガシ、ニサンガロク。馬鹿ぁ、余計に萎えた じゃねぇか。えぇっと、えぇっと、A子は腿を開き、恥じらって顔を手で覆った。 ああっ、こんなんじゃ間に合わない。ええっと、B子はネットリとした視線で秋波 を送ると踵を返し。ああっマダルっこしい。この前寝た女はっと。ああっ、ダメだ。 あの時も勃たなかったんだあああっっ。 「くっくっく、やっと勃ってきたようぢゃの」 「やめてぇぇぇっっ、ひいいっっ」 「ぎひひひひ、そぉら、お前のモノを、くわえ込んでやる」 「いやああああああっっっ」 ……朝か。くっ、いてぇ。あの女、何度ヤッたら気が済むんだ。最後にゃ血が混 じってたぞ、ザーメンに。うっ、腰が抜けて立てない。 朝になり漸く扉は開いた。折を見て私は天守閣から抜け出した。家に帰ると、妻 が驚いた顔で迎えた。驚く筈だ。一夜、最大の恐怖を抱いて過ごしたために、私の 髪は、ことどとく白くなっていたのだ。確かに悪夢だった。三日経った今も、私の 心とペニスの先には、鈍痛が残っている。 (お粗末さま) Take this notice:ナマ物ですので、お早めにお召し上がり下さい。また、30 度以上の高温の場所に放置すると、内容が変わります。その ため、お手元に届いたときラベルと内容が一致しない場合が ありますが、ご容赦ください。
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