長編 #3580の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
かつて黄金の林檎が王国にあった時には、そのユグドラシルの根元に置かれていたと、 聞いている」 フレディは、無言で聞いていた。 「伝説ではユグドラシルの枝には、黄金の林檎のエネルギィが残っており、ユグドラシ ルの枝からのみ、魔族を傷つけることが可能な武器がつくれると」 「その通りだ」 フレディが頷く。 「こいつは、ユグドラシルの枝から造った」 ケインは、驚きの声を上げる。 「へぇ。そんなものが、この東方の地で見れるとはね。あんた達はトラウスから来たの か?ヌース教団の神官兵士だとか?」 フレディは曖昧に笑った。 「どうだかな。あんたこそ、西方の人間らしいな、ケイン」 「まあね」 「そろそろ行くぞ、フレディ」ブラックソウルが声をかける。フレディは頷いた。一行 は、再び階段へと向かう。その階段はさらに下へと、続いていた。 エリスは、フレヤに笑みを投げかける。 「いずれにせよ、クラウス様にお会いになっては、いかがです?ロキ殿もそのつもりで 、いらっしゃったわけでしょう」 ロキが、頷く。 「クラウス殿の眠る場所へ、案内してもらおうか。そこで待とう。彼が目覚めるのを」 エリスが立ち上がる。その時、一人の魔族の男が、部屋に入ってきた。エリスの耳元 で、何事かを告げる。エリスは頷いた。 「ロキ殿、クラウス様の眠る部屋へは、この者が案内します。私は暫く、場をはずさせ ていただく」 ロキが無言で、問いかけるように、視線を向ける。エリスは、苦笑して言った。 「人間が侵入して来たのですが、どうも手を焼いているようなので」 「人間に手を焼く?この宮殿ができて三千年たらずだったと思うが、そんなことは一度 もなかったはずだな」 ロキは面白がっているような、口調で言った。エリスも、困惑しているというよりは 、楽しげだ。 「エリウスV世以来でしょうな、魔族に手を焼かせる人間とは」 そして、エリスは会釈すると、立ち去って行った。ロキは、フレヤに声をかける。 「いこうか、フレヤ」 フレヤは、嵐の過ぎ去った後に晴れ渡る青空のように青く輝く瞳で、静かにロキを見 つめた。 「私がクラウスに封印を解かれれば、お前に従う理由も、なくなるわけだな」 ロキは、肩を竦める。 「ああ、お前がそれを選べばな、フレヤ。その時は、好きにすればいい」 「ロキ、お前は」フレヤの美貌には、迷いはもう無かった。「私が記憶をとりもどして 尚、お前に従うと確信しているのだな」 ロキはその言葉に、応えなかった。 「ロキ、お前は何者だ?私に何を隠している」 ロキは、賢者のような、笑みをみせた。 「隠してはいない。ただ、今のお前に説明しても、しかたないことことがある」 ロキは、真っ直ぐフレヤを見つめ返す。 「おれは、聖なる神、ヌースの手によって作り出された模造人間だ。おれの本当の体は 、ヴァーハイムの地底に眠っている。今、地上を動き回っているこの体は、仮のもので しかない」 「お前の目的はなんだ」フレヤの問に、ロキが応える。 「人間達を導き、人間の手によって、黄金の林檎を天上へ返す為の、星船を復活させる こと」 「人間の手によって?なぜお前自身が、それをやらない」 「善神ヌースと邪神グーヌは、賭けをしたんだよ。瞬く間ほどの短い生を生きる、愚か で脆弱な生き物である人間、その人間がもし、天上世界まで飛び立てる星船を復活させ ることができれば、邪神グーヌも金星の地下にある牢獄へ戻ると」 「まずは、」フレヤは静かに言った。「記憶をとり戻す。それからもう一度、話をし
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