長編 #3066の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
(映像化を考えてシナリオ風に書いてみました。 火曜サスペンス劇場でも観るつもりで読んでもらえば幸いです) 【1】 表参道 辺りは夕暮、歩道橋をしゃべりながら降りてくる優子と美穂。 2人東急ハンズの紙袋を手にしている。 「ごめんね。付き合わせちゃって」 「ううん、私も買いたいものあったし。暇だったから」 美穂は、白のシェイプコートにゴブハット、ショルダーバックを下げている。 優子(西尾優子・17)は赤色のセーターにGパン姿である。 地下鉄の入口につづく裏通りの交差点に来ると、美穂立止まり東急ハンズの紙袋を 抱える。 「あたし地下鉄だから」 「じゃ明日」 「うん、学校でね。バイバイ」 美穂は裏通りへ手を振りながら歩いていく。見送る優子。やがて歩きだす。 裏通り 人通りの少ない裏道を歩く美穂 その前方に止まっているアウディー。 表通り 優子、はたと立ち止まり、 「そうだ。彼女のバックに入れといてもらったんだ、チケット」 優子、袋を胸に抱くと振り返り走りだす。 一つ目の角をまがったところで、猛スピードで飛び出してきたアウディーに引かれ そうになり、尻餅をつく。 「なっ・・・あ、危ないじゃん!」 アウディーは止まろうともせず行ってしまう。 「信じられない」 ぱんぱんとお尻をたたいて立ち上がると、 車の走っていった方向にむかって蹴を入れる。 「まったく」 気を取り直して美穂の歩いていった方向にかけていく。 2つ目の交差点で立止まり見渡すが美穂の姿はない。 「まっ、明日でいいか」 深く息をすると元来た道を歩きだす。 と、 道路に光るものを発見。手に取る。 街灯にかざしてみると猫のブローチ。 美穂がしていたのを思い出す。 「!?」 辺りはすでに暗く、人影もない。 優子の顔がくもる。 【2】 郊外の住宅地 町の開業医院。その駐車場に置かれている白いアウディー 病院の診察室から少し離れたところに建てられた住宅 一人の少女が玄関から中に入っていく。 「ただいま」 同・中 「おとーさん。ねえ父兄参観と進路指導の通知」 水城ありさ(17)着替えを終えて2階から降りてくる。 書斎のドアを開けて、 「進路について書いて提出してくれって」 書斎灯りがついているが誰も居ない。 「あれ?実験室かな?」 廊下のつきあたり、押入の様なドアを開けると頑丈そうなドアがもう一つ 壁に付いているキーを押して、ポケットから取り出したカードを差し込む。 カチッっと音がする。 出てきたカードをポケットにしまうと ありさ、ドアのノブをまわし中に入っていく。 中には灯りがついている。 「おとーさん。お知らせの通知」 ありさが中に入るとすぐに閉まるドア。 同・実験室 お父さん(40)実験室の中で何やら薬を調合している。 ありさ奥から現われる。 「おとーさんご飯は?」 「(お父さん手を動かしたまま)ちょっと忙しいんだ先に食べててくれ」 ありさ通知の紙をさしだして、 「父兄参観と進路指導の通知。読んで書くところがあるから書いといてよ」 「おお、わかった。書斎に置いといてくれ」 ありさの方を見もしないお父さん。 ありさ出ていこうとして横の診療台の上をみて驚く。 「!!・・・お父さん!!」 【3】 タイトル「のぞいてみれば」 夜の水城家 【4】 アパートの一室 「ごめんね。今度の日曜日、クラスの女の子と森林公園行く約束しちゃったの この埋合わせはきっとするから、うん。じゃ、おやすみ」 受話器のスイッチをオフにして机の隅に置く。 短パンにTシャツ姿の朋子(高田朋子 26)机のうえに置かれたテストを採点 しながらため息。 そこに電話のベルが鳴る。 「ハイ、もしもし高田ですけど」 「あっ、先生、西尾ですけど」 「あらなに、珍しいわね。どうしたの」 「あの、先生の所に鈴木さん行ってないですか?」 「美穂ちゃん?来てないけど」 「そうですか」 「なにかあったの?」 「いえ。多分わたしの気にしすぎたと思うんですけど、気になることがあって・・・」 【5】 朝。近所のジジイがジャージ姿でジョギングをしている。 家の玄関から、セーラー服姿のありさ出で来る。 右手に学生カバンとマジソンバックもどき。左手には黒のポリ袋 「おはよう」 隣のおばさんが声を掛ける。 「おはようございます。行ってきます」 ありさ、笑顔で会釈すると歩きだす。 しばらく歩いたところ、ありさの家の近くのアルミ工場。 裏手の道路に面したところに焼却炉がある。 ありさ、裏のフェンスにある入り口から中に入る。 そして焼却炉の薪押入口を開けるとポリ袋を奥のほうに突っ込みドアを閉める。 手を叩いて汚れを落とすと何事もなかったかのように出ていく。 工場の中から出てくる工場長。 フェンスの向こう学校に向かうありさの姿が見える。 【6】 某公立高校。全景。生徒が登校している。 同職員室 外 「職員室」の看板 同職員室 中 学年主任の横山と生活指導の中山なにやら話し合っている。 そこに朋子入ってくる。 「おはようございます」 「ああ、高田先生。おたくのクラスの鈴木美穂が昨日家に帰らなかったと 両親から連絡があったのですが。なにか心当たりはありますか。 ま、今日々の高校生ですから1日ぐらい無断外泊しても、すぐ事件事故 だと、大げさに騒ぐこともないとは思いますが」 と、2人朋子に近寄ってくる。 「しかし、あの鈴木くんですからね。今までこんなことは一度もなかったと 両親もすごく心配してるんですよ」 「今日帰ってこなかったら捜索願いを出すといってるんですが」 「家出とか、いじめとか、そんななにか素振りかなにか感じませんでしたかねえ 高田先生」 「いいえ。成績もあのとおり学年1ですし、何か分からないことがあれば 私のほうに聞きに来ていましたから、家出とかそんな素振りは感じませんでしたし、 いじめは私のクラスに限って、そんな事は絶対ないと思いますが」 「こまりましたね」 「昨日は、同じクラスの友人と渋谷に買物にいったと聞いていますが、 そこで別れてからの足取りは、ちょっと分かりません。今日直接、 もう少し詳しく聞いてみます」 「昨日、そのクラスメイトから電話があったんですか?」 「ええ」 「取り敢えず、誰か心当たりがある人は居ないか、聞いてみてくれませんか。 それとなくね。余りまだ事を荒げたくないから」 「鈴木くんの気持ちが少しナーバスになっただけかもしれないし、そんなことで 成績が下がったりしたらいけませんですからね」 「わかりました」 【7】 2年B組 朝のホームルーム中 真ん中後方に空席がある。その後となりに心配そうな優子の姿。 一番後窓際にありさがいる。 教壇には朋子 「昨日渡した進路調査の紙は土曜日までだから・・・・」 生徒たちを見渡して、 「それじゃ・・・」 「起立、礼」 学級委員のありさの号令に、それぞれに散らばる生徒たち。 「あ、水城さんと西尾さん、1時限目が終わったら先生の所にきてくれる」 「はい」と、ありさ。 そう言うと教室から出ていく朋子。 「なにかなぁ」 「ねえ、1時限目音楽でしょ、行こ」 「うん」 友達に誘われるままに教室を出ていくありさ。 2につづく。
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