空中分解2 #2808の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
運命の9日。僕は自分で指定した喫茶店に入りました。店内はま ばらに客が座っているだけです。それらしい人がいるかどうか。す ぐに捜しました。 女性。学生というのだから比較的若いはず。ああいうアプローチ の仕方をしてくるので粘着かつ激情的な女性、思いつめやすいタイ プ。僕は勝手にイメージを描いていました。 ★胸がきゅうううううううううううううううう★ この日。僕は約束の店にやってくる途中の天神の横断歩道で、い ぜん会社にアルバイトに来ていた女の子とばったり会って、おたが い 『あああー ひさしぶりですー』 『げんきやった〜?』 と声をかけあったのでした。20歳になったばかりのこの娘から、 視線を浴びてしまうと、ほとんどヒヒジジイになったような気持ち になってうっとりとしてしまい、その後一転して初恋に陥った小学 生のガキみたいに、なんちゅうか、胸がきゅうううううううううう ううううううううううううううううううっと、きゅううううううう ううううううっと、するんですよね。 半年前に、帰宅する地下鉄の中でばったり出会いお茶して以来、 そしてまたきょう、ばったりと半年ぶりに出会うなんて、なんちゅ ーすばらしい一日なんだろう。そう思ったりしたわけです。 ところが、僕は喫茶店で電話女に会わなければならない約束があ った。しかし、約束があたればこそ、こうして胸がきゅううううう ううううううううっとなっているわけですし、ああーせっかくまた 会ったのに約束が〜。まるで関脇琴錦のような、さもしいふたまた 男の心境になっていたのですが、やはりここは。決断をつけないと いけません。 『きょうは、用事があるとよー。またいつかばったり会ったら、 お茶飲みに行こうねー』 空虚な約束を投げかけて、約束の喫茶店に急いだ。そんな伏線が あったのです。 ★20分過ぎても現れず★ きょうは、何かよかことがある気がするばい。胸もきゅうううう ううううううっとしたしな。うん、きっとええことがある。自分の 確信ほどあてにならないものはこれまでからして分かっていたはず ですが、思わず期待してしていたのです。 約束の時刻になりました。それらしい女性は見かけません。店内 にはけっこう客が来ていましたが、女性客は4人連れの年配の主婦 とおもわれる一団だけです。あとは残らず男です。 定刻5分過ぎ。やってきません。10分過ぎ。サラリーマン風の 2人連れが来ただけです。15分過ぎ。友人Wがやってきました。 目線を合わせただけで、比較的近くの席に座ります。17分過ぎ。 僕は店の時計をみつめました。 (以下次回)
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