空中分解2 #2758の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
「誰にも言わない」 どうしようもなく簡単に恋をする たとえば それは二〇秒で終わる 一寸の虫にも五分のたましいがある くるしんでも誰にもわからないから平気 文字があらわすもの 文章のしめすもののどれもこれも 言葉になって 嘘になる 誰にも言わないでほんとうにしよう。 とおくでブレーキの音 みえない事故と いくつかの日常茶飯事 海までの 距離はとおくちかく 私はひとり 部屋にいて 部屋にいる ただ気持ちはほんとう。 誰にも言わないでほんとうにしよう。 「あの夏の」 指先に昨夜の花火の焦げたにおいが残っている。 夢じゃなくて良かった。 昨日 寒くて息が白いのに 夏の残りがあるからと ふたりで花火をした。 しんきくさい線香花火なんかじゃなくてね。 だって冬の空のほうが 空気が澄んでいて花火にお似合い。 ただそんな理由 私たちにたいした理由なんてないね。 すぽん すぽん すぽん すぽん すぽん と5連発花火に しゅうしゅう吹き出すドラゴン。手にも花火を持ちながら こんなにたくさん残ってたんだね とふたりは笑って それから 奇麗だね 奇麗ねぇ と 見上げていれば ふたりの会話の無さも 救われるような気がしていた。 夏の夢の続きに 目の醒めるような爆竹 朝の光りに 目の奥の花火の残像も消える。 いつか終わるお祭りは ほんとうに奇麗。 もうすぐ冬がくる。 あの夏には戻れないけど 来年も夏はくる。 どちらにも 進むことができる。 それでも今はここにいるから。 指先に昨夜の花火の焦げたにおいが残っている。 夢じゃなくて良かった。 「僕の世界はとじていく」 つるつるの手触り きっと忘れる 大いなる計画 “僕の世界はとじていく” 君のセリフ 「きれいなまま このまま 残しておいて ときどきは つるつると てのひらでころがすように」 気持ちのいい笑顔で さよならをした いつだって 君より楽しくしてた僕。 いつだって 悲しいのは僕。 かわいそうな君 悪魔のような君。 君のセリフ「永遠に慕うか そのまま忘れるか 気持ちのいいほうに私も1票」 嘘もほんとうも ふりかえれば横たわり ちゃんと殺してこないから 先行きの邪魔をして 僕の世界はとじていく
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