空中分解2 #2485の修正
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アメリカのある地方で「甲状腺機能亢進症」が多発した事がありました。 「甲状腺機能亢進症」というのは甲状腺ホルモンの作用が過剰な状態で、 甲状腺ホルモンの分泌や摂取が過剰な場合に起こります。皆様良くご存知 の「バセドウ病」などが原因となって起こり、心臓がドキドキする、汗が 出る、手足が震える、等の症状が起きます。 多発に気づいた医師は、血液検査にての「甲状腺ホルモン」の高値こそ あるものの、甲状腺そのものには腫脹も無く、他の検査所見の異常が全く といって無い事に首を傾げていました。また、通常は若い女性に多い疾患 であるのに年齢・性別に関係なく多発している事が全くの不思議でした。 通常の「甲状腺機能亢進症」とは異なる原因にて発症していると考えられ た訳であります。 そこで、調査に乗りだした疫学者は、疫学の基本に則って、まず患者の 分布に目をつけました。患者の発生を地図上にプロットしてみると、その 分布は同心円に近い形をしておりました。その中心には、巨大なスーパー ・マーケットが存在しておりまして、患者からの聞き取り調査によって、 確かに患者または家族が、そのスーパーへ行ってしばしば買い物をすると いう事実が確かめられました。さて、一体、スーパーの何が発症に起因を しているのでしょうか? ハンバーガーを食べていて、 「 はっ!んな〜バ〜カ〜な〜 」 と気がついたかどうかは論文には記載されてはいませんでしたが、結局の 処、スーパーで売っていた「牛の挽き肉」が犯人でした。別に毒物が混入 していた訳ではありません。そのスーパーに納入をしていた「倹約家」で あった精肉業者が、「甲状腺」を含む内臓を、従来捨てていたのを改めて 肉に混ぜて挽き肉にする様にした事が、そもそもの発端であったのであり ます。「甲状腺ホルモン」が過剰になる訳です。 そのスーパーで、「安売り(DISCOUNT)」の「挽き肉」をしょっちゅう 買う家庭で、ハンバーグとかの挽き肉料理を好んで食べていた方が発症を した、という図式になる訳です。 ( ううう、ヤベェなぁ〜、お肉は高い・・・ウチは貧しい・・・)。 さて最近、“SCRAPY”という病気がイギリスで流行しています。 もっとも、人間にではなくて乳牛の間にですが。もともとは、羊の病気で あったのですが、昨今、乳牛に大流行。脳をやられてケイレンし、 「 狂牛病 」 と言われて恐れられています。まだ、原因が良くはわかっていないのです が、伝染する事は確かです。人間には伝染しない、という事になっている のですが、まだ、はっきりした訳ではありません。羊の病気ですけれど、 牛には大発生し、猫にも感染する事が確かめられています。下司の勘ぐり をする方は、“SCRAPY”で死んだ羊の肉、ひいては脳味噌が家畜の 餌に混じっていたのではないか?と勘ぐっていますが、その様な事実は、 決して公になってはおりません。 ニューギニアには、“CURU(震える、という意味)”という病気が あります。これは、やはり脳が侵されて、ケイレンを起こして死ぬ訳です けれども、何と亡くなった方の脳味噌を食す、という習慣がありまして! “CURU”で亡くなった方の脳も食されるのであります。そして、何年 か経つと発症して、また同じ儀式が繰り返される、という訳です。 フランス料理のメニューなんか見た事もないんですけど、聞く処により ますと、 「 子牛の脳のウンタラカンタラ 」 とかいうのがメニューにある、と聞いた事があります。 「 甲状腺のトランタンキ 」 ・・・・・・トランタン期の皮算用? とかいうのもありそうですね。そんな高いお店には、私は行く事が出来ま せんけれども、イギリスにも「倹約家」の精肉業者さんがいらっしゃって、 「 牛さんを捨てちゃうんですか〜 もったいない! 甲状腺だけじゃモッタイナイから、脳味噌もいれましょ〜 」 とかいう事になったらですね・・・・(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;) 注)疫学 epidemiology とは 病気の原因を追求する学問です
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