空中分解2 #2354の修正
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その町には、まだ土を踏みしめて歩ける舗装していない道が残っている。 雑木林や田や畑も残っており、犬の散歩にはもってこいである。夏でも冬で も、夕方には何組もの「主・獣」とすれちがう。電柱も適当な間隔で立ってお り、男の子には都合がよろしい。どの子もどの子も、片足をあげてションベン をしている。 電柱の根元は、オシッコの上塗り上塗りで、茶色に変色している。彼らは、 多分、自分の縄張りを主張しているのだろう。 U氏はある実験をして、彼らの反応を見ることにした。夜の散歩の時、U氏 も、彼らの「縄張り主張」に加わることにしたのである。 U氏の立ちション ベンで、電柱の根元の茶色はさらに濃くなった。 しばらくして、「電柱根元サミット」が開催された。 ポ チ 「何だ! この臭いは?」 シ ロ 「人間のションベンさ。 クサイ、クサイ」 ジョン 「俺たちの電柱に、一本残らずかけやがって!」 ク ロ 「いったい、どいつがやったんだっ」 タロウ 「おめえも、犬だろ! そんなこともわからんのか? 近ごろの犬も 堕落したもんだ。人間と同じように「暖衣飽食」で嗅覚も投げ捨て ちゃったのか? こりゃあ、時々すれちがう U というおっさん にきまってるべ。人間どもは「バブルがはじけた」とか、「不況に なった」とかいって、みんな、深刻そうな顔で、忙しそうにしてい るのに、あいつは、おかしなことをするなあ。ったく!」 バレないと思っていたのに、だめだった。犬の世界にもしっかりしたやつが 居る。次はウンコで実験してみようかと、U氏は考えている。 1992−11−12 遊 遊遊遊(名古屋)
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