空中分解2 #2054の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
〜元気をだして〜 女の子が鉢合わせてパニックになる時があれば、特定に誰もいない時もたまに は、ある。そして誰も居なくなった時、浅雄が来た。浅雄はコンビニのバイト で時々同じ時間帯で会うので親しくしている。 「まぁ、上がれよ。」 「聞いたぜー、女に振られたって?」 「・・・んーまぁ、そんなトコ。」 僕はあいまいに答える。振られたっていえば、振られたのかな。本当はちょっ と違うんだけど・・・・ 真子と僕は、友人のマエダの彼女の友達ってコトでもともと知り合いだ。だか らってそんなの、わざわざ電話されて個人的に会う理由にはならない。つまり 僕は真子に気に入られてしまったって事。真子が会いたいと言えば、僕は会っ た。真子は悪い娘じゃなかったけど、ただそれだけ。 どう説明したらいいか分からずに僕が黙っていると、浅雄が口を開いた。 「ま、たまにはそーいう事もあらーな。」 と買って来た缶ビールを僕にくれた。 「サンキュー」 「いやいや・・元気だせよ、お前、結構モテるだろ?」 「え・それほどでも・・」 こういう質問って、困る。ホント言えば僕はわりとモテる方になると思う。で もそんなの、話題にならない。とくに浅雄とは。 ある女の子の言ってた言葉。「いっちばん腹立つのって、痩せてる女がイヤミ じゃなくて世間話とかで“足細くていーわねぇ、私なんか・・・”とか言う時。 思ってもないこと、言うなっつーの」 「私、こうしてタミオくんと会えるだけでいい」 と真子は言っていた。僕らは友達以上にならなかった。海で、公園で、僕らは 会ったけど、本当に世間話して食事してふらふらと、会っただけ。そんなんで 3カ月過ごして自然消滅パターンを踏むかと思ったこの間柄は、真子によって 終止符が打たれた。ほんの1週間前の話だ。食事して別れ際、彼女が言った。 「私、好きな人が出来たから、もうタミオくんとは会わない。」 笑止。真子が会いたいと言えば、僕は会った。真子が会いたいと言わなければ、 僕は会うこともなかったんだから。 僕はふ と黙って飲んでいた浅雄に尋ねてみた。 「そーいえば浅雄って、その“振られた”って話、誰から聞いた?」 「え?ああ」浅雄は笑って言った。 「カマかけたんだよ。昨日来たときタミオが元気なかったからさー」 え? 「僕、元気なかった?」 「んーそぉだな、まぁ、ちょっとだけど・・ね」 「ね、元気なかった?」 「・・・」 「元気なかった?ホントに?」 そうか。とんな形にしろ、振られたっていえば振られたんだものな。 おわり
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