空中分解2 #1859の修正
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ブッシュが6人もいるのはこういう理由があった。元来レーガンから大統領の地位 を引き継いだのが正ブッシュで、彼こそが憲法上「正しい」第41代大統領である。 しかし正ブッシュは前立腺のガンが発見され、密かに入院して治療することになった。 そのころイラクがクウェートを侵攻し、バルト3国が当時のソ連邦から独立するとい ったように世界情勢は風雲急を告げる事態となっていた。そんな時に「世界の警察」 を自任するアメリカ軍の最高司令官が病院にいては具合が悪かったのである。 そこでアメリカ国立遺伝学研究所が世界で初めて完成させた技術「DNA複製法」を 用いて、急遽「正ブッシュ」のDNAを複製し、5人の「偽ブッシュ」を合成した。 彼らはすべて遺伝学的に同等で誰にも見分けがつかない。正ブッシュが治療を終えて 退院した後にも、正ブッシュ以外の他の5人を抹殺することはできなかった。なぜな ら誰が正ブッシュなのか分からなかったからである。 彼ら6人のスケジュールはコンピューターを使って綿密に組まれ、公衆の前には決し て複数のブッシュが同時に姿を現すことがないように計られていた。時たまミスで複 数のブッシュが世間に出てしまう事があったが、その時は1人を除いて他は「そっく りさん」だということにしてゴマ化すことになっていた。 ある嗅覚の鋭いジャーナリストが、ブッシュのスケジュールがあまりに極秘であっ て、しかも全国各地に神出鬼没であることに疑念を抱いた。そこで「ブッシュ複数説 」を唱え、暴露本『Six Bushes /their true story』 (6人のブッシュ/彼らの真実の物語)を出版した。しかし内容があまりに荒唐無稽 だとマスコミの嘲笑を浴び、彼はマスコミから抹殺された。実は彼は真実を探り当て ていたのである。 この「6人ブッシュ体制」の秘密を知っているのは、スヌヌという珍奇な名前の大 統領特別補佐官を初め数人の側近だけである。バーバラ夫人すらも知らない。彼女は ベッドの隣に寝ている男が毎晩入れ代わっているなど夢にも思わないだろう。しかし 背中を突き合わせて寝るだけの老夫婦には、もはやベッドの隣に誰が寝ていようと関 心がなかったのである。 (東ブッシュ西ブッシュなんてのを、そもそも始めたのは誰だ?と怒りつつ/続く)
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