空中分解2 #1856の修正
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ふーっ、まいった、まいった。いやね、いままでバーチャルリアリティの世 界に入っていたんだけど、仮想現実の世界もなかなか厳しいね。あっ、そのバ ーチャルリアリティはね、平安時代の日記文学「蜻蛉日記」を題材にしたもの なのさ。「かげろう絵巻」って題名のRPGで、俺は藤原兼家の役を演じたん だよ。このRPGでは、美女3人を相手にいかに上手に恋愛プレイを楽しむこ とができるかが腕の見せどころなんだけどね。 いゃー、3人の美女のなかでは、町の小路の女は特に素晴らしかったなー。 とっても優雅で、それでいてむせぶような妖艶さがあるのさ。それに、彼女と 一緒にいると心がすごく安まるんだよね。本当に彼女は最高だったなー。でも ね、他の二人がものすごく嫉妬深いんだよ。だから、3人の女のご機嫌をうま くとっていくのって、そりゃー並み大抵の努力では出来ないことだよ。いやは や、身も心もくたくたさ。これはたまらない、どうしょうかと真剣に悩んだと きに、はたと気がついたんだよ。これは単なるバーチャルリアリティだったん だってね。それで慌ててアイマスクをはずしたんだよ。あーあ、助かった、ほ っとした。しかし、痛感させられたなー、俺はまだまだ未熟だってことを。 えっ、この浮気者、薄情者だって。あれっ、焼き餅を焼いてんのかい。馬鹿 だなー、あくまでもバーチャルリアリティ、仮想現実の世界の話なんだから、 そんなに怒るなよ。あっ、な、なにをしているんだ!じ、自分のアイマスクを はずしているのか!!よせ、やめろ!!!あっ、き、消えるー……。 彼女はアイマスクとデーターグローブをはずし、データースーツも脱ぎなが らつぶやいた。「男って、みんなこんなに浮気っぽいのかしら。もっと誠実な 男を相手にするバーチャルリアリティを体験したいわ。でも、バーチャルリア リティって、本当にはかなくって虚しいわねー。まるで陽炎(かげろう)のよ うね。あっ、この体験を日記に付けておかなくては。日記の題名は、そうね、 「陽炎日記」がいいわね。
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