空中分解2 #1800の修正
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ここで時間は強引に少し前にさかのぼる。さかのぼるったらさかのぼる! 破壊された喫茶店を立ち去ろうとサム・クーパーが立ち上がったとき、ぐぢゅぐ ぢゅぐぢゅという異様なもの音が背後から響きわたってきた。 背筋に悪寒をおぞぞと走らせつつふりかえると、ばらばらになった肉片が急激な スピードで凝集しつつある。「こ、これは――」とクーパーがつぶやきながら呆然 とたたずむうち、肉塊は赤茶けた筋肉むきだしの人型を形成し、むっくりと起きあ がった。 「あたし、きれい?」 口腔周囲を醜怪におおった血流したたる筋肉をにやりと歪ませつつ、クーパーに むけてよろりと一歩、踏みだした。 「なななななななななななななななななななななななな何者だおまえわっ」 と十メートルくらい遁走しつつクーパーが問うと、肉塊はべったんべったんと足 踏みならしつつ追いながら、 「クリスチーネと呼んで。うふっ」 としなをつくった。 ぎぎぎと車輪をきしらせつつ必死に逃げるクーパーと肉塊を避けるため車道をう めつくした車が一斉に大混乱に陥り、ぐわんぐわんと盛大に事故拡大しはじめるの を尻目に、クリスチーネはきゃお、と叫んでクーパーに抱きついた。 「ぐわあやめてくれおまいはいったいなんなんだ!」 と泣き叫びながらいざるクーパーにがっちり抱きついたまま肉塊は 「防衛庁特殊兵器開発部門で開発された生物兵器よ。趣味はパソコン通信で変な 小説を乱造すること。うっふん」 筋肉むきだしの頬すりすり。 「頬ずりするんじゃない!」恐怖と嫌悪の叫びをあげつつも、クーパーは“防衛 庁特殊兵器開発部門”の一言にぎらりと目をむいた。「しかし日本の生化学はそれ ほど進んでいるのか。いったいどうやってバラバラの肉片から再生するんだ?」 「根性よ、決まってるじゃない。いまどきの若い人だってなかなか大したものな のよ。空飛んだり宇宙船になったりする人までいるんだから」 「そんな馬鹿な。しかしこれは使えるぞ」と一人ごち、通信機に呼びかけた。 「タイアンか、緊急事態だ。謎の生物を捕獲した。捕獲したというか、捕獲された。 んなこたどうでもいい。こいつは例の『影』と『ジャッカル』の迎撃用に使えるか もしれん。くわしいことはまた後だ。さっそく調教にかかる。へたすると俺が調教 されかねんがええい頬ずりするんじゃないというに!」 (16に続けてくれタノム)
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