空中分解2 #1771の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
−−−−− 観光最終日 −−−−− 明日早朝ここのホテルを出発して出国する予定だから、観光と買い物を出来るのは 今日一日だ。午前中に「テンプラー・パーク」を見学し午後は買い物と市内見物をす ることにした。部屋の中に居る限りはエア・コンデッショナが付いているから涼しく て快適だけど一旦外に出ると暑くてとてもそこに存在し続けることは出来ません。日 影を求めて歩かなければなりません。フロントにキーを預け外に出た。いつもは曇っ ているのに今日に限って太陽が出ています。こりゃあ! 酷く暑くなりそうだ! ・・・でも雨降りでなくて良かった。 ゆっくりと深呼吸を二、三回した。 宇見はホテルから出て少し歩いているとタクシが客を降ろしているのに出会った。 好機到来と思いタクシを利用して、プドラヤ・バスターミナルに行くことにした。 バス・ターミナルはまだ8時を少し過ぎた頃なのに沢山の人達で混雑していた。ここ で食事を取りバスに乗り込んだ。バスはガタガタ ガタガタガタと疾走した。停留所 に名前が書いてないので今何処ら辺りを進んでいるのか全く見当が付かず、何時もの 通り車掌さんに「テンプラー・パーク入口で降ろしてください。」と頼んでおいた。 高速道路などを通りバスに乗ること約40分、テンプラー・パーク入口に無事に到着 し降りることが出来た。沢山の乗客が降りるものと予想していたが、ここで降りたの は自分ともう一人の男性だけのたったの二人であった。 周囲は山で誰も居ません! バス停留所には名前がなく、近くに「テンプラー・パ ーク」の看板も有りません。 あれっ 間違えたかなっ! 一緒に降りた男性に「こ こはテラプラー・パークか?」と尋ねてみました。 はいここはテンプラー・パーク です。この男性はあまり知らないらしくあそこの山のところに学校が有りプールが有 るとか言っていたが、どう考えてみてもここが観光地には思えませんでした。一旦は 次のバスで帰ろうかと思ったのだけど、近くを歩いてみることにしました。 時刻が9時頃だということも有って誰も存在しなかったのかも知れませんけど、近 くの何かのゲートが見えるのでそこに行ってみましたが、どうも公園入口では有りま せん。どうにも解らないので舗装されている道路を主にあちこと歩き回っていました 。この時自家用車に乗り込む家族連れに出会いました。宇見は藁をも掴む思いでテン プラ・パークは何処でしょうか?と尋ねると、あちらの方向だと教えてくれました。 宇見は二回も三回もお礼を言いたく成る程の感謝を顔一杯に表し「ありがとう」と言 って別れた。 確かに向こうの方に続く道が有るし、若者達がそちらの方向から歩いてきているし 今更慌てることはないと思い直し、安心してこの近辺を眺めることにした。 おおおう あそこに川が有るではありませんか! 良く見てみるとでは無くて、良 く見ても何等福井県内の山の中にある川と変わらない! これでは別に何だかんだと 考えて見ても始まらない。まああああ ここで小便をして気を晴らすとしよう。あれ っ! 近くを鶏(ちゃぼの様なにわとり)が5、6羽走り回っているでは有りません か。この鳥は野性だろうか、家畜だろうかと考えてみたが解らない。近くに卵が落ち てないかと宇見は見回したけど有りませんでした。 宇見は日差しの強い中をテンプラー・パークに向かって歩き始めた。何とも暑い! 少し歩くと汗が遠慮無く出てきて途中で三脚を立てて写真を撮ったり休んだりしなが ら、しなしなと歩いた。20分ほど行くとテンプラー・パーク入口に到着し1ドルを 支払って入園した。 若者達はここでキャンプをしているらしい! 多くの少年少女がワアワアキヤキヤ 言いながら騒いでいた。現地の人にここはジャングルですかと尋ねると「ここはジャ ングルです」という返事が返ってくるけど、でもこれは日本の山の中とあんまり変わ らない。地面には木とシダなどと雑木が生えているだけで何等違いが無い。所々で写 真を撮りながら進んだ。30分ほど歩き進むと滝のところに到着した。更にずっと進 もうと思ったが、ここら辺りから先は道が険しいみたいで中止することにした。 歩き易く作られた道では暑かった、でもちょっとジャングル内に入って行くととて も涼しい! 体がすううっと涼しく成るのである。宇見はこの涼しさに感嘆し「ウヒ ヤハハッハ ピヤアアアピヤアアア 」と喜びの声を発した。 近くに居た人は笑いながらこちらにやって来て「成る程ここは涼しいですね う うん 」と言った。ここなら住めるんでは有りませんか?とその人に尋ねてみたが「 うううん うん 」と言う答えが返ってきた。 宇見も「うううん うううううん」 と言いながら快さを表現した。 帰りのバスの中は混雑していて座れなかった。途中で乗客が降りたりすると少年 少女が素早く空いた席に突進するために、宇見は疲れていて座りたかったが座れな かった。中国系と思われる少年少女達はこすくて仲間意識が強く席が連続2席空い たりすると自分の席と友達のために席を確保するので有る。 「まいったなああ どうしようも無い奴らだ」と思いながら立っていた。でも市 内に入ってからは乗客は少しずつ降り始めたのでそのうちに座れた。バスが中心部 に近付くに連れて乗客は減り隣に太ったおじさんが座った。宇見はクラン・バスタ ーミナルの近くで降りるんだと言ったところ、このおじさんは冗談が強く「クラン ・バスターミナル何て無いとか まだだ」とか言うのであった。とうとう終点のプ ドラヤ・バスターミナルまで乗ってしまった。 セントラル・マーケットまで行こうと思い、バス・ターミナル横に沢山並んでい るタクシ運転手に声をかけた。どの運転手にもそなに近い所にメーター料金では行 かないと言われてしまった。客待ちをしているタクシは諦め、客をここで降ろした タクシ運転手に声をかけて見たが駄目だった。この時沢山の荷物をもって乗り込む 人が居た。羨ましいなあと思い見ていると、その人はタクシから降りてきてこのタ クシに乗れと言うではありませんか! 宇見は信じられないような面持で喜んで乗 った。宇見はセントラル・マーケット横で相乗り料金2ドルを支払って降りた。 セントラル・マーケットではまず最初に1万円札をドルに両替した。沢山の商店 と沢山の買い物客で混雑している中を歩きながら、あちこちの店の中に入り陳列品 手に取ったりして品定めをした。どれが好いか解らなく成り二階に上がりアイスク リームを買った。美味しい 実に美味しい! 普通日本で売っているアイスクリー ムより数倍美味しい ! 喜びを噛みしめながら食べた後そろそろ帰ろうかと思い 有る程度目星を付けておいた小物を2,3コ買って外に出た。やっぱり外は暑い。 少し歩くと汗が出てきて立ち止まりなどしながらクラン川横の小道を中央駅に向か って歩いた。 クアラルンプル駅近くにある美術館に行き美術品を鑑賞しながら暇を潰そうと思 って歩いていたが、美術品など見てどれだけ偉くなると言うのか!単に疲れるだけ だという意識に支配され、駅内にある理髪店に入った。カット & シャンプ で いくらかと尋ねると 10ドルと言われ、うおおおおう安いと感じ、やってもらう ことにした。丁寧に髪カットされ喜んで居たところ、髭を剃る時になって「この専 門家用の剃刀だと10ドル 商店に売られているレザーだと1ドル どちらにしま すか?更にシャンプをすると10ドルだ」と言われた。あれっ これでは最初の話 と違うでは有りませんか! 宇見はびっくりしてしまって色々と最初の条件と違う では有りませんかと言ったが、どうもあんまり英語が通じないようで、順番待ちを している客の通訳で何とか意志だけは通じた。 ホテルが近くであったので戻りシャワーを浴びた。いい気持ちだ! 頭すっきり 疲労回復! 少し休んで再び街に出た。今日が最後の夜と成るためにマンダリン・ ホテル近くのビールを飲める食堂に入った。ビールとあれとこれと言うように注文 してテーブルで待っていた。ウエィトレスが注文は何ですかとやって来た。もう注 文しましたと答えると、「パオはいかが!」 と言われ、パオって何だと聞き返す と「あれです」と言って店頭の容器の中に飾ってあるものを指さした。あああああ あれか! ははは 大きな饅頭のような物 あれか! この次にすると言って断っ た。ビールを飲んでいるうちに酔いが体の中にまわって来ていいい気分だ、もう一 本飲んで外に出た。 もう日が暮れていた。あれっ! ぽつりぽつりと雨が降り出すではありませんか 。雨を避けるために屋台の店が道の両側に並んでいる通りにでた。シャツ 時計 計算機 財布 履物 など どれも宇見には興味がない。歩いているうちに果物売 露店通りに出た。林檎とか名前の解らない果物を買って、再び歩いているうちにバ ス通りに出た。雨降りではどうしようもない! バスかタクシを待つことにした。 雨がしとしと降って居てどうも本降りだ。タクシを拾おうと身構えていたが、どの タクシも疾風のごとく通り過ぎて行った。 クアラルンプルのタクシは簡単にメーター料金では行ってくれないことを思い出 したりしながら、少し明るい所でガイドブックを見て何番のバスに乗ればホテル近 くに行けるかを調べていた。なかなかバスは来ない。いらいらしながら20分程待 って居るとミニバスが来た。10分ほど乗った後、運賃50セントを支払って降り た。ホテルはもう近くだ。安心しきって歩きだした。2,3歩も歩くともう雨が上 がってしまっていることに気付き空を見上げ。星が雲間に疎らに微かに見えた。 −−−−− 出国 −−−−− スバン空港に到着したのは、まだ夜明け前の6時40分 空港内に人の姿は疎ら で有った。観光案内書には二階に出国ロビーが有るとか書いてあったので二階に上 がった。でも何にもそれらしきカウンターは無い。あれっ どうしたんだ どうし よう! 何処なんだ!。空港の職員も近くに居ないのでうろうろして探して尋ねた ところ一階のあそこだと教えてくれた。おおおおう あった あそこだ。宇見は安 心してカウンターの前に数人並んでいる列の最後に並んだ。荷物の検査を終えて切 符とか書類の点検をしているうちに自分の順番が来た。チケット パスポート 空 港税15ドルを出した。 あのね あなたには リコンファメションが有りません でしたよ。 えっまさか! そな筈はないと思いますけど。 有りませんね! そ すると乗れませんの? 。 暫く待ってください。 宇見はドキドキはらはらしな がら職員の返事を待っていた。大丈夫です 乗れます。 あっそですか ありがと う! あっそれから禁煙席を頼みます。 手続きを終え、支持された番号の待合室に向かった。まだ免税店は開けられてい ません! あっ ありました! 2,3店はそろそろ開店のようです。 待合室で10分ほど休憩した後、ウイスキーなどを買いに出かけました。店内は次 第に混雑を始め、開店数も増えてきました。宇見はウイスキーなどを買って待合室 に戻った。30分ほど座って待っていると、搭乗アナウンスが有り飛行機に乗り込 んだ。 −−−−− 飛行機の中 −−−−− 席は窓側であった。青く澄んだ大空に飛行機は滑べるように飛翔し、クアラルン プルを後にした。飛行機は少しづつ高度を上げていった。窓から見える景色は奇麗 で宇見はうっとりとしてぼおおっと眺めていた。思い返してみるとこの旅行で予定 の半分も見物できなかった。とにかく暑くてどうしようも無かった。でも予想以上 にマレーシアは清潔で奇麗であった。蚊とか毒虫なんて居たのかなあ。それに下水 とか便所からの臭いが無かった。 暫くして冷たいジュースが運ばれてきた。美味しい! また暫くするとウイスキ ーを注文して飲んだ。いい気分である! 何だか体が寒くなってきたので更にウイ スキーを注文し飲んだ。そのうちに酔いが体にまわってきて眠ってしまった。 宇見はジャクグルの中で生活している夢を見ていた。 −−−−− 完 −−−−−
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「空中分解2」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE