空中分解2 #1733の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
著者 前書き あまり知られていないわが国の偉大な人物に、ジョージだったかセバスチャ ン、あるいはマイケル、ハリー、スワンか何かだったと思うが、そうした名前 の者がいる。歴史書には残念ながらほとんど記述がない。名前もよくわからな いのだから仕方が無いとは思うが、定説では、彼の名は「アグネス」だそうだ。 本文でもこれに従い、アグネスの記述をとる事にした。 アグネス。彼女は魅力的な女性であった。そう、ブロンドの美しい青い瞳の少 女だった。彼女はハムエッグを作るのが得意で、よく私にご馳走してくれたも のだ。 いや、この記述は私の思い違いだ。筆がすべった。アグネスは仮の名前では あるが男性で、偉大な人物だった。どうも最近物忘れがひどくていけない。後 世に残さねばいけない文章だと言うのに、こんな事ではいけないと思う。だが、 私はアルツハイマー病を患っているので、そのへんは寛大な読者なら許してく れるだろう。偏狭な読者だとこうはいかない。変質者ともなるとなおさらだ。 以前変質者が私の事を殺そうとしたので、そのへんは敏感になっている。拙書 『イスラム教徒とセックス』及び『元ナチスの私・そのユダヤ人虐殺のテクニッ ク』が問題作だったため、こういう事も起ころうと言うものだ。以前ナチス親 衛隊だったことがそんなにいけないのだろうか? 私の命は地球より重いと言うのに。 なお、校正をしてくれたサンドラ氏には御世話になった。今度一緒に遊びに 行きましょう。もちろんかわいいお姉ちゃんもはべらせますよ。お金の事なら ご安心を。私が持ちますから。 あと、逃げた私の女房へ。これを読んでいたら帰っていておくれ。息子も大 きくなった。家庭の問題は心配するな。連絡待つ。 著者 記す 第1章 アグネス探訪 みなさんは、アグネス・ナントカカントカと言う人物を御存知だろうか。恐 らく、知る人は少ないだろう。これは仮の名前だから、知っているのは私だけ かもしれない。だが、ひょっとしたら知っている人もいるだろうと思う。嘘じゃ ない。何、信じられない?そう言う疑り深い性格は嫌われるぞ。だが、私も彼 の事を深く知っているわけではない。ただ、彼の足跡を訪ね歩いてすでに50 年は経過しているため、ちょっとしたアグネス研究家ではあると自負している。 アグネス・ナントカカントカは偉大な人物だった。彼の事を知れば知るほど 尊敬の念を持たざるをえない。彼は、間違いなく私の尊敬する人物の一人であ る。 ある日の事、偶然町で出会った銀行員のA氏は、アグネスがどう言った人物 だったのか語ってくれた。 「アグネス……?ああ、あのおかしな奴の事か。いつもゴミ箱を漁っていたな。 そう、よくわからない事を口走ってたね。「ぼくは秘密組織の一員なんだよ、 凄いだろー」とか何とか。うちの銀行に良く来たんですよ。なんか、葉っぱを 銀行で預かって欲しいとかで」 「ほほお……。そんな事があったのですか。」 アグネス研究家の私は、この話を聞いた時、戦慄に似た何かを感じた。こう した些細な出来事がアグネスの性格を語っているような気がしたのである。 再び私は原点に立ち戻った気がした。その銀行は、アグネスが葉っぱを預けよ うとした面影を色濃く残して、現在に至っている。銀行を出ると、アグネスが よくゴロ寝していた公園が目の前に見える。現在では観光バスのお決まりコー スになっている公園だ。私もその公園には何度か足を運んでいる。ここには、 かの有名な「聖なるベンチ」がある。アグネスがクリスマスの夜にそのベンチ で寝ていたという、いわくつきのものだ。 ベンチの脇には、詩人「いちごみるくちゃん」の筆による、以下のような記 念碑が立てられている。 アグネス来たりてここに眠る グー、スカ、ピー。 アグネス来たりてここで寝ぼける ウーン、ムニャムニャ。電波を飛ばすのは誰だ! 「聖なるベンチ」の見物人はその詩を復唱して、余韻にひたる。涙を流して いる見物人もいる。ここでアグネスが一夜を明かした。そう思うだけで、誰も が、血液が沸騰するような不思議な感慨に浸るのであろう。 誰もが愛するアグネス・ナントカカントカ。だが、彼の実態を知るものはほ とんどいないのだ。 この私も、彼の事をよく知らない。ただ、彼の足跡を辿るのみである。 (続くかもしれない)
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