空中分解2 #1544の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
誰だ、「偶然ですってば」というお前は誰だ、どこに居るのだ。 「あたしよ、あたしなのよ」 「やあ、君だったのか、懐かしいなあ」 「元気だったぁ」 「ああ、元気さ、君はどうだい、元気だったかい」 「ええ、ありがとう、おかげさまで」 「よかった、ふっ」 なんだ、なんだ、なんだ、お前はなぜ笑ったのだ。「ふっ」と笑ったのはなぜだ。なんだ、この会話は君って誰だ。 「俺だよ、ハワード・トーマスだよ」 お前なんて知らーん。俺に外人の知り合いはいないぞお。 「ごめん、ごめん、間違えた、私は長谷川銀太郎です」 嘘をつくなー、自分の名前を間違える奴なんかいるかあああ。正体を現わすのだ。 「いや、いや、悪かった。はい、これ」 「なんだね、この訳の分からないものは」 「なにって正体だよ」 「ああ、これが、ふーん」 なんだ、なんだ、なんなのだあ。正体を手渡すんじゃないいい。俺も納得するんじゃない。何が「ふーん」だあ。 パンパカパーン。 え、なに、 「おめでとうございます。大当たりです」 ラッキー、当ったーい。イヤッホウ。ホホホウ。イヤッホウ。 どうした、なんで斜めなんだ。なぜだ。何か理由があるのか。ないのか。ないならなぜそんな事をするのだ。 ところで何が当たったんだい。 「花粉アレルギイです。あなたは今日から花粉症です」 うほほほーい、おいらは今日から花粉症だぜい。ラッキィー。 「強引だ」と長谷川銀太郎はつぶやいた。「意味がなさすぎる」 何者だ、作者の私を差し置いて意味ありげに呟くお前は誰だ。 「わしじゃよ、神様じゃよ」 ああ、神様、あなたでしたか。 「違う、違う、だまされてはいけませんぞよ、私は神様ではありません、私は私は、私は、あれ、吃、吃、吃」 老人が吃り続ける誰かを張り倒して歩み寄ってきた。 どこに、どこで、だれが、 あたしよ。 「あたし」で分かるかい。 「分からないのおー、もう、あたしよ、あ、た、し」 やめろやめろやめろー。 はい、分かりました。やめましょう。 と答えているお前は誰だ。私よ。わ、た、し。やめんかーい。 はい、分かりました。やめましょう。 と答えているお前は誰だ。私よ。わ、た、し。やめんかい、お前は、お前だ、俺じゃないぞおおお。 てれるなよ、 照れてなんかいるかーい。 「誤植ですよ」 あ、どうも、ありがとう。 てれるなよ、 てれてなんかいるかーい。 これでいいですか。 「まあ、いいでしょう、それじゃ私はこれで」 あ、どうも、さようなら。うん、お前は誰だー。誤植を指摘して去っていくお前は誰だあー。 「わたしよ、わったっしいいい」 おおお、いいい加減にせんかかかあああいいい! 怒るなよ、樹太郎くん。落ち着けよ。 私は樹太郎じゃないぞ。 えっちがうの、じゃ、あんただれ。 私は、私は、あれ、私は誰だっけ。 なんだ、やっぱり樹太郎くんじゃないか。 そうなのかなあ、私は「樹太郎薫」なのかなあ。 違う、違う、樹太郎だよ、「くん」は「さん」とか「ちゃん」と一緒だよ。 そうかあ、おいらの名前は樹太郎かあ。 違う、違う、あんたは「おいら」じゃなく「私」だぜ。 そうかあ、私の名前は樹太郎かあ、これでいいかい。 まあ、いいでしょう。 どうも、お手数かけました。ところであなたはどなたですか。 私かね。私はなんだ、えーと、えーと、 ははーん、あなたもですね。 なにがだよ。 あなたも自分の名前を思い出せないのですね。 ば、ば、ばかなことを言うんじゃない。私の名前は、えーと、えーと。 ふふふーん、やっぱりだ。あなたも一緒じゃないですか。 違う、違う、えーと、えーと。 へへへーんだ。いいでしょう、私があなたの名前をさつけてあげましょう。 馬鹿な事言うんじゃない。私の名前は、えーと、えーと、うーん、「エート」だ。 なんだ、あなたは私とは違っていたのですね。 そうさ、当たり前じゃないか。 強引すぎるなあ、と呟くのは当然あなた。 なぜだ、なぜだ、なぜ当然なのだ。なぜ「あなた」なのだ、奇をてらいすぎているの ではないか。 ナンセンスはなんでんす。があー、俺はダジャレが大嫌いなのだあ。 と怒っているのはどなた。 あなたです。 ぼくちんでしゅかあー。 あなたです。 きゃぴ。僕よん。うふん。 あなたです。 あ、あ、あたしゃーねえ。 あなたです。 うーん、花粉症は、花粉症はどこにいかれましたか。 私が花粉症なのです。 どなた。 作者です。 作者はどなたですか。 あたしだ俺だおいどんたい僕ちんでしゅあたしよんわたしわたしわたし……。 と名乗り出るものその数、数十万人。それ以上であるようだったが、それ以上は計測不能であった。 おお、また形式を変えましたね。下らない。何の意味もないですよ。 はいはい、はいはい。 なにそれ。 飽きました。と呟いて石山五郎が筆を起きました。 おや、俺が筆を置いたのに文章は続いているなあ、どういうことだ。だが、とにかく飽きたよ。と呟いてアグネスが筆をおきました。 あら、どうして、私の事が書かれていくのかしら。まあ、いいわ、と呟いて神様が筆を起きました。 うほほほーい、目玉が痒いよーい、くしゃみが止まらないよーい。ほほほーい。 なんだ、なんだ、なんだこれは、私は何も書いてないぞ。こんな意味のない事を書き続けるお前は誰だ。 あんただよ。 え? とぼけるなよ。あんた。あんたしか居ないじゃないか。 え、ええー、だって、だって、だって、私は何も、私は何も知らないですよ。 やめなさいよ。ダラン君。見苦しいですよ。責任のがれはよくないですよ。 いや、違うんたい、おいどんは違うんたい。 やめてくださいね。ガランさん。あなたですよ。あなたじゃないんですか。 いや、いやー、いやー。それを言っちゃ困るですよ。私はそんなものではありませんから。違いますから。そうよ。あたし。ナターシャ・Dよ。誰。ちびまるこちゃんでないことは確かなようね。確かなことあるかーい。確かだろうが。いいや、断じて、アブソルートリイ、決して、ちが、ちが、ちがうんだったっけ。あれ。いいんだったったっけ。どっち、わたしはどっちだったっけ。私はどっちの味方だったっけ。どっちでもいいじゃん。いかーん、間髪を入れませんねえ。誰誰誰だ。わたしたい、あんしよ。あたしゃんたい。たわしよ。誰。えええー、誰だってえ。俺だって。ああ、そうかあ。納得するなあ。ところで今日はいい天気ねえ。ああ、春だなあ。うるさいうるさい、世間話を始める奴はどいつだ。だからわーたーしだってば。あああ、もう嫌だ。みんな一緒に喋るな、誰が誰だか分からないじゃないか。分からなくていいじゃん。ダメだ。いいだろうがあ。お若いのぉ、お若いのはお若いのぉ。ええ、若いですから。なーるほど、こりゃー、一本取られましたな。はっはっはっはっ。うははははは。ひひひひひひ。けけけけけ。あああああ。ほほほほほほ。はっはは、ははは。そははははは。どはっはっはっはっ。こりゃあ、傑作だ。最高ー。たまらんなあ。ははははは。腹割れるうー。ほほほほ。ほっぺが落ちるう。はははは。ほっほっほっほっほっ。やめて。はははは。春はいいなあ。あああ。あんまりだあ。あああ。かっぱどきな。やめて、意味のない雑音を入れるのはやめて。そうだ。そうだ。みんな和やかに笑っているのに水を注すんじゃない。ささない、ささないって。さすのは傘です。こりゃーおかしいや。え、どこが。水をささずに傘をさす、うーん、これはなかなか。うんうん。なかなか奥深いジョークですな。高級ですな。いえ違うんです。意味なんかないんです。いやいや、謙遜なさることはないですよ。これは一つのジョークの頂点を極めた奥深いものですよ。やめてくれませんか。ええ、ええ、同感です。これは非常におもしろい、完成したジヨークです。ええ、俊逸ですな。まったく。あたしも。そう思うわあー。私なんか、最初っからこの人はちょっと違うなあって思っていたのよ。この人ってどの人。おれ、儂、自分、僕、わたし、わたくし、わし、……。ああ。君、それは禁句だよ。それを聞いちゃダメだよ。とんでもないことになるよ。ええ。とんでもないことだって、それは何。ええ。このギャグはおもしろいですなあ。傘はささずに水をさす。ハイデッガーを連想させますな。だれそれ。あたしだい、おれだよ。やあやあ、我こそは上総の国七万石のお。やめて。あおお。続きが思いつかなかったから横槍を入れたな。いや、槍ならここに。お前ひっこんでなさい。だ、逆だよ。え、反対だよ。おっさん、水をささずに傘をさす。ここに、この奇跡的に完成したギャグの真実があるんじゃないいか。ああ
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