空中分解2 #1441の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
岸田秀というひとの『ものぐさ精神分析』という本を読んだらと ても面白かったので、続けて『二番煎じものぐさ精神分析』『不惑 の雑考』『幻想の未来』『フロイドを読む』などを読んだ。 『ものぐさ精神分析』の初版は1977年に出ている。その当時 かなり評判になった本だ。私も書店の平台に積まれているのを見た 記憶がある。ひょっとしたら手に取ってぱらぱらページをめくって みたかもしれない。でも当時はこういった心理学関係の本にはまる で興味がなかったので、ついに買うことはなかった。 精神分析というものは、我々の行動と心のなかの関係を解き明か すということなんだろうが、ただ心の問題だけではなく、その手法 を使ってひろく社会や文化というものまで解明してみせることもで きるらしい。これらの本にはそれらのことが書いてある。そして、 十分納得できるだけの説得力がある。 正直いって、10年前にこの本を読んでも、フーンとは思うだろ うが実感をもって納得したかどうかは分からない。でも今は、なる ほど、なるほどとうなずきながらこの本を読んだ。やはり本という ものは読むべき時に読むべき本が出現するものらしい。 このAWCに載っている文章も精神分析してみると、なかなか面 白い結果がでてきそうである。私の文章など、時にホラも混じるに せよ比較的正直に書いてあるから分析しやすいのじゃないかな。 この間、オアシスとマックをくるくる取り替えてしまう、という 文章をアップしたが、これなぞ精神分析するとどうなるのだろう。 オアシスとマックはそれぞれ女性を象徴している、と考えるのはど うだろう。もとから使っていたオアシスはYUKI。新しく使いだ したマックは絵理。そういえば、オアシスの綺麗な24ドット文字 は美貌のYUKIに対応しているみたいな感じだ。12ドットの稚 拙な表示文字だけれど、何か魅力があって離れられないマックはコ ケテッシュな魅力の絵理に対応しているようでもある。 このふたりの間を行ったり来たりしていた、というか右往左往し ていたかつての私が、オアシスとマックに投影されて、どちらと決 めることができずに、取り出したりしまい込んだりしているのじゃ ないか。 というような解釈もできるな。 また別の意味ずけをすることもできる。 私は文章を書くことが好きだと思っていた。書くことで傷ついた心 を回復させることができるのではないかと思っていた。しかし心の 無意識の部分では(エスというらしいが)本当は書きたくないのだ った。なぜなら、書いてしまうと、その稚拙さが白日のもとにさら されてしまうからだ。書かないでいれば、実は私はすごい文才をも っているのだが、書きたくないから書かないでいるだけだ、という いいわけをすることができる。 そこで書かないですむように、オアシスとマックを取り替えてい るのだ。オアシスかマックか決まらないから、書かないのだという いいわけができるからである。 以上は精神分析めいたことをやってみた例であるが、我ながらな かなかうがった推理ではないだろうか。 ところで、私の文章にたびたびYUKIとか絵理とかの女性がで てくる。古くからのひとはだいたい事情はおわかりのはずだが、新 しいひとは分からないだろう。そこでここで簡単に説明しておくこ とにする。 YUKIというのは私の古くからの知り合いで、恋人だったこと もある女性である。美貌である。いろいろあって、ほかの男性と結 婚し、現在は離婚して家族と東京に住んでいる。離婚したとき、彼 女に会いにいった。つまり、「やらしてくれよお」と行ったわけで ある。だが、きっぱり断られた。話し合いの結果、「仲のいい友達 でいましょうね」ということになった。よくある話である。 一方の絵理のほうは10年前沖縄で知り合った。身長が172セ ンチある。実にいいカラダをしている。顔も南洋の土人風であるが、 なかなか美人である。彼女とは実にいろいろなことがあった。波乱 万丈、疾風怒涛である。でも現在別れている。 このパソコン通信を始めたとき、彼女にも勧めた。といってもす でに別れていたから、通信のやり方を書いたハガキを一枚送っただ けであるが。だから多分この文章も読んでいるはずである。 なぜ多分なのかというと確かに彼女が読んでいるという確信がも てないからである。いろいろの事情により、彼女とは完全に通信を 断っている。電話もしてない。彼女の家にも出入り禁止である。し たがって、彼女の動静はまったく不明である。アパートを借りて家 を出たらしいのだが、そのことも知らなかった。 彼女の両親は私のことを消し去りたいと思っているらしい。いっ さい連絡することはない。もっとも父親のほうは、娘に関してはも う諦めているらしい。「勝手にやりなさい」というところだろう。 だが、母親のほうはまだ諦めておらず、私と絵理との仲を何かと妨 害しているらしい。 問題はここなのである。私がここで絵理に関して何か書くと、確 かに反応があるのである。無言電話や間違い電話がかかってきたり する。そのタイミングからみて、間違いなく絵理からのものだと思 う。でも絶対そうかとなると確信がもてないのである。ひょっとし て、彼女の両親か兄弟がかけているのではないか。 何しろ絵理の声をきいたことがないのである。間違い電話はもち ろん他人だし、無言電話は、こちらが「もしもし」といったとたん 切れてしまう。はたしてこの電話の向こうに絵理がいるのか。確信 がもてるはずがない。 電話の向こうにいるのが絵理だとして、はたしてなぜ彼女はこの ような行動をとっているのか、分かるようで分からない。そりゃ理 由はいくつか思いつきますよ。でも、なぜという思いは消えない。 これこそ精神分析してもらいたいくらいだ。 これは前にも書いたことだけど、「無言電話するくらいなら、や らせろ」と私は言いたい。せめて、すぐ切らずにづっと電話を聞い ていてもらいたい。そして、私に思い切りしゃべらせろ、と言いた い。こちらは言いたいことが言えず欲求不満が溜まるばかりだ。 私と絵理との仲はそうとう冷えてきたということはいえると思う。 けっして嫌って別れたわけじゃない。いろいろ事情があったからな のだが、しかし、もう長い歳月がたったもんな。 でも今でも彼女のことを考えると胸がうずく。ちんちんもうずく。 あれだけのカラダを忘れてしまえ、というのは難しいことなのだよ。 結局どうすればいいのか、考えあぐねている。いったい彼女は何 を望んでいるのだろう。私が何を望んでいるかはすでに言った。彼 女が電話してきて打ち合わせすればすぐできる話だ。なーんにも問 題はないはずなのにね。 というような訳なんですよ、皆さん。まったく私はドシタライイ ノ。 ということで、私の書く文章は何であれ、まず絵理に読んでもら うことが前提になっている。 ときおり私的な文章で申し訳ないと書くひとがいるが、私の文章は、 全部私的な文章なのだ。 この文章をはじめ、私の文章を精神分析すれば私の正体というの は比較的簡単に見当がつくのではないかと思う。 たとえば、くりえいたさんは医者だし鬱病でもあるということなの で、精神分析も十分心得ているのではないかと推定できる。彼はひ そかに我々の文章を精神分析して、「うむむ、この言葉の意味はこ うだな。これこれを象徴している」なんてやってるんじゃないか。 そうじゃなかったらごめんなさい、だが。 彼が私の文章を精神分析すれば、私の正体なんて一目瞭然で分か ってしまうのじゃないか。私のこころに潜むドス黒いものを表にひ っぱりだすこともかるーくできるんじゃないか。 そしたら、ただで精神分析してもらった、ということになって、も ーかった、もーかった、と喜ぶかもしれないな、私は。 たとえば、なぜ私はアナルセックスなんてものに興味をもつのか。 なぜヘンタイと呼ばれてにんまりするのか。 あっ、しまった。自分でバラしてしまった。正体かたなし。 あああっ。 私の正体といってもべつに秘密にしているわけではないんだけど ね。こういうことはむしろオープンに話したほうがいいと思ってい る。ただ、こういうVANのような不特定多数のひとに話す理由は ないというだけのことだ。それで黙っているの。 ところで私がアナルセックスしたことがあるといっても、べつに アナルセックス常習者というわけではない。事実ひとりの女性につ き一回しかしてないんだから。今までたった二回だよ。 始まりはやはり好奇心だろうね。どんな感じなんだろうという。 そりゃまあ、女のすべてのアナを征服したい、というゲスな感情も あったかもしれないけどさ。 で、やってみたかんじは「つまんない」のひとことだ。確かに女 性の肛門のところは圧迫感があったけど、その先の部分は何にもな し。まるで空中に突き出しているみたいだ。 それに、いきなりズボッといれるわけにはいかない。そんなこと したら肛門に裂傷をおってしまいかねない。 そろそろいれて、じっとしていて、そろそろぬいていく。ただそれ だけじゃ。いったい俺は何しているんだろう、という哲学的な感慨 がうかんでくる。 一回でこりたのに、またやったのは、ひょっとして女性が変われ ば感じもかわるんじゃないかと考えたからだ。普通のセックスの場 合そういうことはよくあることだからね。 で、結果は、なーんにも変わらない。ただ虚しいだけ。 二回やってこりたはずなのに、絵理に対してもやろうとしたのは いったいどういう気持だったのだろう。 彼女に対しても丁重にかつしつこく、「やらしてくれ」と頼んだの だが、スッパリ断られた。拒否されるとますますやりたくなってく るのが男というものなんだろう。 ある日、彼女をだましてイスにくくりつけ、後ろからやろうとし たのだった。そしたら彼女は大暴れして、イスをぶっこわし、それ を私に投げつけて部屋を出ていったのだった。 それが彼女を見た最後だったのだ。以後会ってもくれなけりゃ電 話もしてこないのだった。 というのを精神分析するとどうなるのだろう。 答えは、やっぱり「お前はヘンタイだ」というのしかでてきそうも ないな。歯歯歯。 いったい私は何をしたらいいのだろう。そうだ、彼女に電報を打 つか。 「アナルはあきらめた。すぐ帰れ」 しかし、無駄なような気がするな。 絵理、『二番煎じものぐさ精神分析』はぜひ読んでもらいたいな。 梅田旭屋5階に売っているからさ。
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