空中分解2 #1408の修正
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空想科学時代・劇「まだ誰も見たことがない」その6 少年 マシン! マシン だんだん、あなた好みの話になってきましたね。 少年 どうしてあいつだけ。 マシン 二人乗りなんです。 少年 俺を連れていけばいいじゃないか。 マシン 先生にも好みがありますから。 少年 座敷童子と少年が分れたら、区別がつかなくなる だろ。 マシン そのほうが、わかりやすくなりますよ。 少年 おれたちは二人いっしょじゃなきゃ駄目なんだ。 マシン あんなにいじめていたのに。 少年 とにかく、あいつには俺が必要なの。 マシン お二人はそういう仲だったんですか。 少年 予備のロケットは無いのか。 マシン あることはあるんですが・・・ 少年 何でもいい。後を追うんだ。 マシン まだ、テストしてないんです。 少年 構わないさ。テストは、嫌いだ。 マシン いやぁ、すばらしいすばらしい。こんな大胆な、 しかも有益な前代未聞の大目的を胸に秘め、ぽん こつマシンにうちまたがって、少年は今、恋人を 追うのでありました。嗚々、メリーさんの運命や いかに。ドドンドンドン。 黒衣3 ちょっと、主任さん。そちらは? 黒衣1 新しいバイトさん。 黒衣2 若いわねえ。 マシン 休まないで。 黒衣3 いいじゃない、少しぐらい。 黒衣1 学生さん? 少年 小学生。 黒衣2 若いわね。 黒衣1 信じられない。 黒衣3 今は、学校へ行っている時間よ。 少年 みんなが消えちゃったから、助けにいくんだ。 マシン 博士に任せておけば大丈夫。 少年 一番面白いところを見逃しちゃうよ。 マシン あなたがヒーローにならなくても、面白いところ は面白い。 黒衣2 あなたは大丈夫? 黒衣1 みんなから遅れてない? 黒衣3 勉強は? 黒衣2 塾は? 黒衣1 宿題は? 少年 それどころじゃないんだ。 マシン 大丈夫。みんな帰ってきます。 黒衣2 帰ってこないなら、また生むわ。 黒衣3 そしたら、また。勉強して。 黒衣2 運動して。 黒衣1 食べて。 黒衣3 寝る。 黒衣2 セックスして。 黒衣1 ウンコして。 黒衣3 食べて。 黒衣2 寝る。 マシン だから、待てばいいんです。普通の人は待てばい い。わからなくても待てばいい。とにかくひたす ら待てばいい。 少年 そんなのはいやだ。 マシン 芝居で一番面白いのは、待つ話なんですよ。 少年 みんなが呼んでる。大人には聞こえなくても、お れには聞こえるんだ。 黒衣2 今度は何が聞こえるの。 黒衣3 いつまでも子供じゃないんだから。 黒衣1 とても子供に見えないし。 少年 でも、少年なんだ。 マシン あなたはずっと待つ人で、誰かを待たせる人じゃ ない。 黒衣3 あなたは仕事をする人で、仕事を与える人じゃな い。 黒衣2 あなたは御飯を食べる人、お米を作る人じゃない。 黒衣1 待ちたまえ、それでは有権者は黙っとらんよ。 黒衣2 でも市長。国際分業の視点から見れば米の自由化 はですね・・ マシン あなたは問題をとく人で、問題を作る人じゃない。 問題を作るのは、・・・ 黒衣3 あっ、あれを見ろ! 黒衣1 鳥だ。 黒衣2 ヨド号だ。 少年 違う。ぅあああ 全員 ああああ・わーっ! 爆音。 吹き上がる炎。 音楽は「フラッシュ・ゴードンのテーマ」。 黒煙の中からとびだしたのは、黄色の帽子に、はでな色に 染めた白衣を マントに、セルロイドのゴーグルをかぶった博士である。 博士 流星雨にもまけず 太陽風にもまけず 木星の厚い大気にも冥王星の寒さにもまけぬ 丈夫な体を持ち 欲はなく 決して怒らず 高いビルディングもひっととび。 一日にカロリーメイトと みそと少しの野菜を食べ あらゆることを 自分を勘定にいれず 野原の松の林の影の 小さな秘密基地にいて はるか彼方のSOSも 良く見聞きしわかり そして忘れず 東に飢えたエイリアンあれば 進んで自らの体をあたえ 西に疲れたアンドロイドあれば 行ってその鋼を背負い 南に狂った電子頭脳あれば 行って怖がらなくてもいいといい 北に宇宙戦争や時間泥棒があれば つまらないからやめろといい ファーストコンタクトには涙を流し 超新星にはおろおろ歩き 皆にでくのぼうと呼ばれ ほめられぬことを くにもせず どこの誰かは知らないけれど 誰もがみんな知っている そうです! スペースヒーロー海野13(サーティーン)とは 私なのです。はっはっはっはっは マシン お帰りなさい、先生。 博士 サーティーンと呼んでくれ。 少年 座敷童子は、どこだ。 博士 心配するな。お楽しみはこれからだ。 マシン どうなったんですか。 博士 わしと彼女が、宇宙空間へ飛び出すと、そこには X星人の巨大円盤が待ちうけていた。 すぐさま、愛機シャングリア・ファルコン号の向 きを変え、エーテルを切り裂き、巨大円盤へと突っ 込んだ。吸盤を振り回して襲いかかるX星人を次 から次へとなぎ倒し、わしらは円盤の奥へと進む。 目指すは、X星人の親玉ダブルXレイティング。 マシン 現われたな、海野13!これでもくらえ。 博士 わーっ。負けるものか、バックミンスター・フラ ーアタック!ZAPUUUUUUNG! 少年 やっつけたんですね。 博士 だがそこへ、X2乗+BX+C星人の超ど級宇宙 戦艦が現われたのだ。わしらは突入する。からみ つく敵の乳房をはねのける。 マシン 行くぞ、海野13!これでもくらえ。 博士 わーっ。負けるものか、ベルナルド・ベルドリッ チ・ビーム!ZAPUUUUUUNG! 少年 やっつけたんですよね。 博士 折しもそこへ、1マイナスTanTan分のTa nプラスTan星人の人口惑星が現われたのだっ た。わしは考えながら突撃する。毎回絶対に倒せ ないような強敵をやっつけると、さらに強力な敵 が現われるこのパターンは、いったいなんだ?押 し寄せる敵の男根にぎりしめ、その時はたと気が ついた。 マシン くたばるがいい、海野13!これでもくらえ。 博士 わーっ。負けるものか、ジャーゴン・ヌプリコー ト・ブラスター!ZAPUUUUUUNG! 少年 どうなったんですか。 博士 これで終わりと思うともう一人いるのは、座敷童 子とおんなじだ。 少年 みんなをさらったのは、座敷童子なんですか? マシン 学会で発表しなくては。論文番号9801番「独 走第3段!事件から約45分。遂に明らかになる 真犯人!」 博士 林檎、熟れたか。熟れたか、林檎。食べてみない とわからない。ああ、食べてみたい食べてみたい。 でも、まだだったらどうしよう。 少年 どうなんだ。教えてくれよ。 マシン 先生、急いでください。締め切りまでに時間があ りません。 博士 なんということだ。お楽しみはこれからなのに、 時間がない。 少年 どうなってるんだ。 マシン 子供たちに時間がないんです。早く座敷童子を捕 まえないと。 少年 みんながやられちゃうんだな。 マシン 博士、しっかりしてください。 博士 最後の林檎が、ついには熟して落ちるとき、わし の創世紀機械もおしまいだ。 少年 でもどうして、あいつが? マシン やっぱり、気になりますか? 少年 あいつにだけ、いい思いはさせるもんか。 マシン 「愛と悲しみの全告白!?あの人が忘れられない!」 少年 そうじゃないっ マシン おとな気ないな、認めちゃえよ。 少年 どうしても俺達をくっつけたいんだな。 マシン 当然です。そうでなくては、お客が喜びません。 博士 林檎が地面につくには、高さの2分の1を通過し、 そのために2分の1を通過し、そのために2分の1 を通過し・・・永遠に地面につくことはない。ニュー トンが発見したのは、永遠に2分の1を通過し続 ける月だったのだ。 少年 永遠だなんて、のんびりしている場合じゃないだ ろう。 その7へ続く
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