空中分解2 #1352の修正
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「しらを切るつもりか。」 「はっきりおっしゃって下さい。高伊達さんのお話はまわりくどいし、自分 勝手だから、頭の悪い私には理解できません。」 「やっぱりお前が...。」 「私がどうしたというんですか?」 「お前が彼女を苦しめたんだな。」 「彼女って、誰のことですか?」 「ちょっと優しくすれば、つけ上がりやがって。なに様のつもりなんだ。」 「どなたかと喧嘩でもなさったの?」 朱鷺子は高伊達のワイシャツの血痕を目でなぞった。 「その目はなんだ。俺を馬鹿にするつもりか。」 高伊達の片腕が上がった。 「二度と彼女には近づくな。分かったな。もし......。もし、その時 は、俺はお前を殺すからな。」 高伊達の酔いの赤い目に涙が浮かんだ。 (不合理。けど、よくあること。) 朱鷺子は打たれてもいいと思った。 「私は嘘は言ってはいません。でも、高伊達さんが嘘だと思ってらっしゃる なら、それでも結構です。」 「素直にあやまる気もないんだな。何の取り柄も無いくせに、生き方だけは したたかな....。」 高伊達の腕が振りおろされた。 つづく
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