空中分解2 #1329の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
私はある人に誘われて草野球大会に出ることになった。 随分有名な人が来ると言う事だったのでそれなりに期待して行ったところ、確かに 有名な人が来ていた。 これほど有名な人たちも滅多にいないだろう。 実は応援席にはさらに有名人がいたのだけど、彼らの名をいちいちあげるのも面倒 なのでやめておく。私は文系チームの助っ人になった。メンバーは以下の通り、カ ミュもいた。本来なら今日の試合に出るはずなのだが、腰を痛めているとかで出れ ないと言う。私はレフトをやる。 ピッチャー 嘔吐サルトル キャッチャー ”怒りの葡萄”スタインベック ファースト ユリシーズ・ジョイス セカンド 猫である夏目 サード ”失われし時”プルースト ショート ボーヴォワール センター 変身カフカ ライト 山本氏(私の酒飲み仲間) レフト 私 敵対するチームは理系チームだ。こちらも精鋭たちを集めているため、実に強そうな メンバー構成となっている。どう強いかよくわからないが。 ピッチャー 相対性アインシュタイン キャッチャー プリンキピア・ニュートン ファースト ”それでも回る”ガリレオ セカンド ”不確定”ハイゼンベルグ サード 遺伝学野郎メンデル ショート ”楕円軌道”ケプラー センター D.N.クリック ライト 進化論ダーウィン レフト 精神分析フロイト [一回] 若い人間は全然いない。ジジイばっかりで、私が一番若かった。 先攻は文系チームである。アインシュタインはピッチャーマウンドでしきりに何かを 考えていて、なかなか投げない。 バッターのサルトルはイライラしながら「早く投げろ、バカ!」と怒鳴った。 アインシュタインを馬鹿よばわりするとは、サルトルも偉いやつだ。 しまいに彼はその場に座り込んで、数式を地面に書き始めた。 グラウンドは数式で埋まって行った。よく見ると、理系チームはみなそんな事をして いるではないか。 大体20分くらいたって、アインシュタインはニコヤカに微笑んで言った。 「わかったぞ!」 そして、第一球が投げられた。 豪速球だった。どういう理論に基づけばそんな豪速球が投げられるのかわからないが、 私にはものすごく早い球に見えた。やるなアインシュタインめ、と私は思った。 サルトルはあっけなく三振であった。 「チクショウ!」サルトルは叫ぶ。「次は打ってやるからな、この野郎。おまえの内 面は読めてるんだ」 それから試合は流れるように進んで行った。 スタインベックが塁に出たが、ジョイス、続く猫である夏目も(外人コンプレックス による緊張のためか)、あえなく三振してしまいスリーアウトとなった。 「駄目だなあ夏目。」 みんなヤジを飛ばした。夏目は照れ笑いを浮かべ、「則天去私だよみんな」なんてこ とを言った。 理系チームの攻撃。アインシュタイン三振。ニュートンも、引力を考慮に入れてホー ムランを打つつもりだったようだが、その作戦は失敗だったようで、あっけなく三振 。続くガリレオの地動説打法も、サルトルの投げる嘔吐投法にはかなわず三者凡退と なった。 [二回] 再び文系チームの攻撃となる。だが、みな年寄りなので早くも疲れが見える。 理系チームの人間も疲れのため、地面に寝そべっている。 たった二回で疲れてしまうとは、なんと体力のない人たちだろう。 困ったものだ。 九回もやるのは不可能に思われた。 打席はプルースト、アインシュタインがフラフラとボールを投げる。 「マドレーヌ!」 気合いを込めてプルーストは二塁打を打った。 「やるじゃないかプルースト!」カフカが声をかけると、プルーストはにこりと微笑 んだ。この試合、文系チームがいただく。続くボーヴォワールもナイスプレイで塁に 出た。カフカもまた、グレゴールザムザ打法がきれいにきまって、1点が入った。 ノーアウト満塁のチャンス。 山本氏は美しくホームランを打った。一挙に4点。 私も塁に出た。 そして最終的にこの回で13点の得点をあげた。 もう勝ったも同然ではないか。 そして試合は三回目を迎えるのであった。しかし、今回はこのへんで報告を終えた く思う。いつかこの続きを報告したいが、いつになる事やら。 TO BE CONTINUED?(おお懐かしい、かつて映画「ブロブ」で使われた手法ではないか)
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