空中分解2 #1271の修正
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半年ほど前に彼女と海に行った時、フジツボを踏んづけてしまったのがいけなかった。その時もまたひどいケガだったのだが、ただ包帯を巻いただけで済ませた。 思えば、あの時病院に行っていればよかったのだ。 ついこの前まではバラ色の青春だった私の人生が、今ではすっかり違ったものになってしまった。そう、全てはフジツボのせいである。 異変に気付いたのはごく最近の事だ。どうも足がズキズキと痛むのだ。 私はテニスを趣味としていたのだが、この足の痛みのせいでテニスなどまったく出来ない状態となった。彼女は医者に行くことをすすめたが、私は生来医者嫌いなので行く気にはなれず、そのうち治るだろうとタカをくくっていた。 だが、痛みはどんどんひどくなるばかりだった。 その痛みをどう例えれば良いだろうか。とても例えられるようなものではないが、杭を打ち込まれた感じに近い。一歩歩くごとにその痛みが全身の筋肉を緊張させ、脂汗が流れ始める。何度も死にたいと思った。激痛でいつも失神しそうになる。 足に針金が突き刺さったような痛みが、神経を刺激する。人間の我慢の限界を越える痛みだ。もう耐えられないと思い、私は病院に行き、診察を受けた。 「……あなたの足の骨に」 医者の手は震えていた。 「フジツボがビッシリと発生しています。」 うわずった声で医者は言った。 私の足にはすでに何百と言うフジツボが発生しており、もうそれを取り除く方法は無いと言うのだ。あとは足を切断するのみだと……。 いま、私は病院にいる。 END //
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