空中分解2 #1145の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
この作品の一話、ずーっと「アーサー・ザ・イディオット」だったのだが、他のやつは「エリック」となってた事、気付いてました?最近気付いた私であった。これは修正版です。しかし主人公の名前を間違えるとはな、ダハハー。いくら作る期間が長かったとは言え、困ったものだ。 英国王イディオット伝 エリック・ザ・イディオットは、歴史上名高いアホだった。そのアホさかげんに魅力を感じる人々も多い。彼は暗黒時代にイギリスの農家で産声をあげた。 「ホンギャア、ホンギャア。」と言う産声が あがった。エリック王の誕生の瞬間だ。 「あんれまあ、この子は、始めから隠毛が生えているよ。きっと、将来偉くなるね。」 産婆が、サンバを踊りながらエリック王を抱きかかえた。 彼は異様な赤ん坊だった。体重が恐ろしく思い。体重計で計ってみたところ、なんと60キログラムもあった。性毛も見事に生え揃っており、声変わりももう終っているようだった。 「あれれ、勃起しちゃった。」 エリック王の最初の一言が、以上の言葉である。 「ばぶう、ばぶうー。僕、おいしいタマゴボーロが食べたいの。」 「おお、よちよち。そうかいそうかい、タマゴボーロだね。そんなものはないから、代わりにママのおっぱいをあげましょう。ほーらおいちいわよー。」 「そんなくそまずいものは欲しくねえんだよ、このアマ!ばぶうー、タマゴボーロが欲しいんだあー!持って来てくんなきゃ、泣くぞ」「まあこの子ったら、どこでそんな言葉を憶えたの?きっとタマゴボーロの呪いがかかっているのね。おお、マイゴッド、私を助けて…」「タマゴボーロがないなんて、どういうことだ!わざわざ狭い産道を通って生まれて来て、こんな待遇は耐えられない!もういやだ!ばぶう、ぼくちんは怒った。こんな所にはいられない!」 エリック王は、生まれて10分後に農家を飛び出て旅に出た。はじめはタマゴボーロを見つけると言う目的があったのだが、そのうちそんな目的はどうでもよくなった。 その途中、エリックは生涯の友人となるランスロットに出会う。 ランスロットは、レンガの上で裸踊りをしている最中だった。 「おや、君はなぜそんなところで裸踊りをしているのだね?」 「踊りを踊るのが私の使命なのだ。我が名はランスロット。得意な踊りは裸踊りだ。みよ、この腰の動きを!イエイイエイ。裸踊りならではの、このあふれる高揚感!イエイイエイ、原始のリズムを聞け!」 ランスロットは、激しく踊った。 その姿は、吐き気をもよおすものだった。 「やめろ!そんな踊りは見たくない!せめてパンツをはけ!」 その言葉に、ランスロットは感心してうなずいた。 「ほお、ほお、ほおー。なるほど…パンツ。そうだ、パンツだ。どうも恥しいと思ったら、私はパンツをはいていなかったんだ。これは まいりましたなあ、どうも。いや失敬失敬、いまパンツをはきます。」 ランスロットは裸踊りをやめ、パンツをはいた。そのパンツが何処から現れたかと聞くのは愚問だ。そんなことは知った事ではない。 要はパンツをはいたと言う事が大事なのだ。 「君はいいことを教えてくれた。このランスロット、一生君に仕える事にしよう。名は何と申すか?」 「我が名はエリック・ザ・イディオット。農家の出だが、王である。」 「やはり、高貴な人物であったか。そんな予感はしていた、エリックどの。ところで何処へ行こうと言うのですか、エリックどの」 「それは言えない。だが、大事な用件なのだ。それはそれは大事なのだぞ。」 「それは、裸踊りより大事か?」 「少し大事だ。」 ランスロットの目が輝いた。裸踊りよりも大事なことなどこの世にあったのか?ひょっとして、伝説のランバダ?それともぼくの大好きなドッジボールかな? ランスロットはわくわくした。 「よし、私も行く。」 「ありがとう、ランスロット。君は来ると思っていたよ。君に「サー」の称号を与えるからありがたく思え。」 「サンキュー、エリック。」 こうしてアホ王のエリックに家来が出来た。 二人は意味もなく冒険の旅に出たのであった。深い森を抜け、平野をぬけ、変な場所に出た。 その変な場所には、変な生物が1匹、ボーッと立っているだけという、実に変な場所だった。その生物は、たまごみたいな格好をしていて、ハマキをくわえていた。 「おまえは何者だ?」エリックが尋ねた。 「私はハンプティダンプティだ。」 「丁度いい。ハンプティ。ぼくちんは腹が減ったのだ、ばぶう。ぼくの食料になるのだ」「いやだね。私はもっと長生きしたいのだ。」「たまごのくせに!タマゴボーロでも無いくせに、なんて口の聞き方だ!ぼくちんは食べる!」 エリック王は剣を抜いた。そして、ハンプティダンプティに向かって切りつけた。 赤い血が飛び散った。ハンプティは、外見はたまごだったが、中身はどうやら人間と一緒だったようだ。 内臓が飛び出し、悪臭が周囲に流れだした。 「なんだ、たまごじゃなかったのか?」 「そうですね、これは人間だったのかもしれません…。」 しかし、エリック王は腹が減っていた。 「いや、よく見ればたまごに見えないこともない。これはたまごだ。食おう食おう。」 ランスロットも腹が減っていた。 「食べましょう。これはたまごですから。」 二人は、ハンプティダンプティを食べた。 すると、呪いにかけられていた妖精の美人OL、大杉純子が突然その場に出現した。 「貴方たちがハンプティダンプティの呪いを解いてくれたのね。ありがとう!」 「何者だ、ばぶうー!!」 「私の名は大杉純子。オフィスレディで、妖精です。趣味はカラオケと競馬。吉田栄作みたいな人がタイプかな。」 「呪いがどうとか言ってたな。」 「そうなのよ。あのたまごは、長生きしたたまごが化け物になったやつなの。私がハムエッグ作ろうとしたら突然現れて、呪いをかけられてしまって、この変な空間に閉じ込められてしまったの。とにかく、ありがとうございます。では、私はこれで。」 大杉純子は、空を飛んで去って行った。 「へええ、そうだったのか。ぼくちんたちはいいことをしたんだな。」 「いいことをすると、気持ちがいいものですね。エリックどの。」 「そうだな。でも、ああ言う妖精をペットショップで売ったら儲らないかな?」 「結構売れるかもしれません。」 「そうか…よし、大杉純子のあとをつけよう。多分妖精の村に向かうだろうから、根こそぎ捕まえてペットショップに…ムヒヒ。」 「…わかりました。大杉純子を尾行しましょう」 森には、エリック王をたたえる水子の声がこだましていた。 エリック・ザ・イディオット。 英国の王である彼の冒険は、まだ始まったばかりだった。
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