空中分解2 #1140の修正
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雨が降ると、通行人は地下街へもぐる。 自由人たちも雨を避けて、地下街 に入ってくる。 自由人たちは、風呂にもはいらず、洗濯もしないから、清潔 とはいえない。 まるで、煙突掃除作業を終えたばかりのような人もいる。 普通人は、自由人のそばへは、なるたけ近付かないようにしている。 普通 人は、彼らを「無視」し、人間扱いしていない。 地下街の片隅で、自由人と宇宙人が、こんな会話をしていた。 宇宙人「テレパシーで会話できるのは、おまえだけだ」 自由人「オレは余分なことは、頭の中には入れないからな」 宇宙人「誰が、この国の王か?」 自由人「オレが王だっ! うじゃうじゃと人間はいるが、みんな不自由人さ」 宇宙人「じゃあ、おまえと交渉することにする。 本官は、X星の宇宙艦隊指 令長官∞ である」 自由人「本官だってよっ! 笑わせるんじゃないよ! 本館が古くなって新館 を増築中ってのがゴマンとあらーな! まあいいや! オレは、垂れ 流しのチョビってもんだ」 宇宙人「チョビ王に告ぐ! 我々は、×日×時から、地球人500万人調達作 戦を開始する! 抵抗すれば、総攻撃をかける」 自由人「抵抗なんかしないよっ! 日本には平和憲法があるからねっ! いつ からでもやってくんな! ラッシュアワーの超満員電車なんか、まる ごと持っていけば、効率的でいいんじゃあないの? 日本人がギッシ リ、詰まっているよっ!」 宇宙人「協力を感謝する! チョビ王に何か差し上げたいが・・・」 自由人「ラーメンが食いてえから、450円、貸してくれよっ」 宇宙人「了解! 450円は贈呈するから、返済は不要である」 自由人「あんがとよっ! ところで、本官さんよっ!人間をそんなに大勢捕ま えて、どうするの?」 宇宙人「臓器移植に決まっているじゃあないか!」 自由人「あっそう! せめて、切り取るときは、麻酔ぐらいはかけてやってね」 宇宙人「麻酔って何だ?」 1991−08−31 遊遊遊遊(名古屋)
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