空中分解2 #1119の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
○ 繁華街(夜) 春美、寂しげに通りを歩いている。周りはキャバレー や酒場のネオンで囲まれている。呼び込みのおじさん や酔っぱらい、アベックも多い。春美、その喧噪とし た様子に不安な表情。通りの向こう側からお土産を抱 えた小さな女の子を連れた親子連れが歩いてくる。春 美、歩調を弱め、その親子連れが自分の横を通り過ぎ て行くのを眺める。春美、立ち止まって、まだその親 子連れが去って行くのを悲哀と羨望が混ざった表情で 眺めているが、ため息をついて再び歩きだそうとする。 そこへ派手な服に派手なアクセサリーをした四、五人 の不良学生風の男達が春美を取り囲む。 男 A「よう、彼女。マブイじゃん」 男 B「俺達とどっか行かない?」 男 C「いいディスコ知ってんだけどさあ、そこで思い切り踊りに 行こうよ。気分がスカッとするからさあ」 春美、相手にせず、逃げようとする。 男 A「何だよ。つれなくするなよ」 男 D「女一人で歩いてるよりみんなで騒いだ方が楽しいって絶対」 男 E「俺達がいいとこ連れてってやるからよう」 男A、春美の手を掴む。 春 美「いや! 離して」 男 A「(険悪な声で)お高くとまってんじゃねえよ」 男A、春美の肩に手を回し、顔を近づけて息を吐きか けてくる。 男 A「楽しくやろうって。なあ?」 春 美「離して下さい。止めて!」 突然、男A、胸元を掴まれ、春美から引き離される。 北 室「嫌がってるじゃないか。やめろよ」 北室、男Aの胸ぐらを掴んで、男達の群れの中へ押し 倒す。 男 A「なんだ、てめえ」 北 室「女を相手にするんだったら自分と相応なのを選ぶんだな」 男 A「偉そうな口叩いてんじゃねえ!」 男A、殴りかかる。北室、男Aのパンチを平手で止め、 そのまま掴む。男Aは北室の手から自分の手を離す事 が出来ない。 北室、急に離すと男A、勢い余って後ろにひっくり返 ってしまう。 男 C「野郎!」 男C、蹴りをいれようとして北室に足で止められる。 そして反対に蹴りをいれられ、うずくまってしまう。 男Bも殴りかかるが簡単に避けられ、足をつまづかさ れてしまう。 男 A「野郎! ふざけやがって!」 男達全員、北室の前に立ちはだかる。しかし北室、一 向に怖じ気づく気配なく男達を見据えている。男達、 お互いに顔を見合わせ、周りの事も気にしだし、戦闘 の構え、解く。男A、ジャンバーのポケットに手を突 っ込みながら北室に顔を近づける。 男 A「ちょっとからかってやろうと思っただけじゃねえか、馬鹿 野郎!(春美の方を向き)こんな小便臭そうなガキ、本気 で相手に出来っかよ」 男達、去っていく。去っていく時に北室に罵声を飛ば したりしている。 北 室「(春美に)大丈夫か?」 春 美「(おどおどと)はい、どうもすみませんでした」 北 室「お前さん、やっぱりそうだ」 春美、キョトンとする。 北 室「お前さん、駅のホームで飛び込み自殺しようとした、あの 時の……」 春美、ハッとする。 北 室「偶然だな。女の子がこんな夜遅く何してる?」 春美、身を堅くしている。 北 室「お前さん、ひょっとして阿倍野か阿倍野の付き合ってる女 の人と知り合いの者じゃないのか?」 春美、ハッとなる。 北 室「そうなんだな。一体お前さん何者なんだい?」 春美、逃げ出す。 北 室「おい!」 春 美「(去り際に)どうもすみませんでした」 春美、駆け抜けて去っていく。それを見送る北室。
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