空中分解2 #1013の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
真夜中に空を見上げる。なんて、事はしょっちゅうできるものでもない。 だが、たまにやるからこそ、ロマンチックな気分に浸る事ができるのかもし れない。 東京の空は、さすがに満点の星空とはいえないが、それはそれでおつなもの ある。星がよく見えないのは地上が明るすぎるから、とよく言われる。だから 東京の空はおもしろくない、と誰かが言ってたっけ。だけど、どんなに明るく ても晴れていればかならず見える星がある。 それは、『月』だ。 「月は月で、星と違うでしょう!」と文系の彼女は言うが、月も立派な星だ。 なんたって地球の周りを回るたった一つの衛星だもんね。 だけど、そういうことを彼女の前で言うと、変にウンチクぶっていると感違 いされて、すぐに機嫌を損ねる。 「月は月なのよ。」と彼女は言う。 「きれいな月。」と何も考えずに言う。 彼女は、月を自分の視界というキャンバスに塗り込められた芸術画のように 感じている。 たしかに、それはそれでロマンチックなものの見方なのだろう。彼女は月明 かりさえ、おとぎの国の魔法の光だと信じてしまっているかもしれない。 だけど、月が何故光っているのかきみは深く考えた事があるかい? 月の光は、そのほとんどが太陽からの反射光。つまり、『鏡』といっしょで、 自らが光っているわけではないんだよ。 僕はウンチクが言いたいわけではない。 ただ、ほんの少し見方を変えるだけで、ロマンチックさは増していく。その 事を教えて上げたいだけ。 忘れてないかい?今僕達が立っているのが地球だという事を。 そう考えるだけで、僕はウキウキしてくる。だって、そうじゃないか。地球 は太陽の加護を受けこの宇宙に浮いているんだ。 月をよーく見てごらん。僕達の身近に、宇宙を感じる事のできる天体がこん なにも美しく輝いているんだよ。 その光りの奥に何が見える? 気の遠くなるような昔から宇宙は存在していたんだ。 こんなにロマンチックな事はないだろう? 世の中で、天文学者ほどロマンチストを決め込んでいるやつはいないと、誰 かが言ってたっけ。でも、ほんとうにそう思う。何故なら、彼らは究極のロマ ンチックを追求しつづけているのだから。 僕には、電波望遠鏡も無人探査船もない。 だから、手近な所でロマンチックの増幅器を見つける。 それが、ガイア(地球)の手鏡(衛星)セレーネ(月)なんだ。 ホルストの組曲『惑星』を聞きながら……… END
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「空中分解2」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE