CFM「空中分解」 #1839の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
昨日は隣の旦那の告別式だった 蓬莱のたまのやまで行ってきた 新しい時代を見ずに急逝してしまった彼だが ぽっかり逝ってしまったのは よしとしなければなるまい 救急車がピーポピーポやって来て医大につれて行かれたと思ったら その日内に天国逝きさ お陀仏さ 死んで人は褒められる ワープロが上手で 郷土史に造詣がふかいと 何べんも褒められていた スライドで また大変正義感の強いお方だったとも言われていた 俺に対しては 「てめいは何をしているのだ」と 遠藤ととの境界に植木をしていると すごんで来たのが 最後になってしまったな 奴には 不正を質そうとして 悪者にされてしまった俺だ 「俺が何をしようと貴様には関わりのねえことよ」 俺も言ってやったが それが最期になってしまったな 昭和時代の事になってしまった その日ひと日にせめて何か一言を 思えば ふけがでなくなったなあ 親しみをこめて触るのかもしれぬが 触るというよりは 叩くというやつで 殴りつけるというやつで 猪豚の指の先は 相変わらず 痛かった 俺が酔っぱらって 妻に触ったとき 妻に攻撃を受けた 猪豚は 俺が酔っぱらったときと同じである 夢中で 何を言っているのか 何をしているのか おそらくは 何一つ 自分の行動を意識に上らないでいるらし 完全に人から俺は俺の名を奪い返した 誰一人として 俺を記憶している者がいなくなった 兄貴ももう電話を掛けてよこさないだろう ましてや 不動産業の ごろつき奴らもだ 団子によく似た従姉妹がいた はやくにお嫁に行ってしまって 話す機会がなくてしまった 団子は従姉妹によくにていた 従姉妹に団子がよくにていた 従姉妹はていこといった ていこあね と言わなければならないことまでは知っていた その後 長ちゃんは元気かね という かぜの便りだけは耳にしていたが 実物を見ることはなかった 馬を飼っていた婿殿に せっせと従っている横姿だけは見えた あの家の前を通ることはあっても あの家に入ることは一度もなかった これからも 決してあの家に立ち寄ることはないだろう 文叔父が亡くなったとき 人混みの中で たった一度話をしたことがある 50年も経った後の話である 団子と瓜二つの他人のそら似 否 元姉妹であったって不思議ではない 元姉妹であってもかまわない 問題は 団子が俺への憎悪をちらりと見せたことがあったことだ 泥棒根性でひたかくしに己が性を隠していて 自分より弱いとみた者へみせる奢りであったろう てめえの世界には空があっても 他人の世界には空が無い自惚れた話 てめえの能面は 俺には何の価値もない事なのだ 団子が もう一度俺を中傷しようとするのは 丁度てめえの皺くちゃな性器を晒すようなものだ やはりここにも血のかよわぬ話をする者がいたというだけのこと この団子と従姉妹とが全く関わりの無いことだとしながら なんとこのようなうじょうじょした沈澱物は やはり天から降ってくるにちがいない 従姉妹の能面つらも ああどうしても好きになれないのだ 若年寄りが俺に懸命に教えていた 過年度の生徒は直接行って学校で合流する 終わったら 3年の引率教師に ありがとうをいいなさいと 退屈な 気持ちの悪い つまらぬ忠告 一応感謝はするぜ ものの言い方が 少し足らぬ おこがましけどな とか それまでは気の回らぬ知能偏差値 47のやから 蔭で総て出来てしまっている話 その話を名前を伏せて押しつけてくる 団子 猪豚らが そう言っているんだろう それを断わってからでないと 血の通う話にはならないのだぞ 盗人根性のてめえには分からないだろうなあ トイレにゆく 用を足して拭く いつになくペーパーが優しかった 絶対に柔和であった 何よりの激励であった 泪が出るほど嬉しかった もの言わぬペーパーに合掌して 宜しくお願いします と唱えて 祈る ああ 堂々の 山田 泉 昔の戦歌を思い出すままに 中間テストの計画表 テスト範囲表 受験の心得 英語通信 6枚 計 8枚 生徒達に英単語の力をつけてやりたいと思って ああ 疲れた 妬まれこそすれ 感謝されたためしがない いけない いけない 人に感謝を要求しているのか そうではなかったはずではないか 今の考えを撤回するう 報われることの知らない充実感 修行がたりん 俺よ 激しく 分裂気味に ゼロへゼロへと 頑張って下さい 神を信じて せめて 神だけは 信じさせて下さい お願いします 猫の平均寿命は人間の5分の1年説 妻は暫くしてから7分の1年説を唱えだした テレビ談義の影響である 家にきてから5年になる もう35才か 加齢がちとはやすぎはしないか チコの顔面に皺が見えだした 老けやすい原因はな チコよ 少しも君は笑うことをしないからだ 少しでも笑えたら 寿命の調整ができただろうに 起きるときも一緒に起きて コンピュータの前で俺がキーボードを叩いておれば チコは俺の胸と膝の間に挟まって 寝丸まらなければならないという 俺が何か呟けば 振り向いて 見上げて 俺の口元を注意深く見つめるのだ その時はチコは猫の顔でなくなる 水はガブガブ呑んだ 食べ物が胃袋に合わないと 口からもりもり吐いた 丁度 うんちのさまであった 痺れるような未明の寒さ 菓子屋の裏の踏切が懸命に鉦を叩く カンカンカンカンカンカンカンカン 中空で烏が真似をして囃したてる カアカアカアカアカ カ カ カ 突然フロッピーデスクの2の装置が動かなくなった NEC PC-9801UV PERSONAL COMPUTER のトレイドマークが恨めしくなる まず 本体からデスプレーを降ろしてやって キーボード 電源 プリンター マウス スキャナ等のコネクタを 取り外して 横にして軽く叩いてみる プラスドライバーは内容が合わない ネジがびくともしない 顔の部分がはめ込みになって 取れそうだ 無理をして外せばそのあとが恐い どうして 1がスルスル入って 2は入らないのか 日新舗道の特大の懐中電灯を持ってきて デスク装置の中を何とか覗く 綿ゴミにチコの毛までが 敷き詰められている 年に一度は 掃除もしなくちゃならねえのだな 1はフロッピーを入れ終わらないうちに 外に押し出すような軽い弾力が動作す 2には全く無い されるがままだ 何処かが引っかかっている 無理無理2DDのフロッピーを差し込んでみる 2DDは壊れたっていいのだから 相当硬い それ以上にまずくなろうとも やれるだけのことはやって見ねばなるまい それ以上の傷も 修理は一緒だ しつっこく繰り返した 一向に手ごたえがない 精巧な器械だ 騒ぎもしないで 釘の頭が一つや二つへし折られているのじゃないかな 仰向けにして 差し込んでみる 反対から差し込んでみる 横に立てて何度か同じことをやってみる 風呂に入りながら考えた 明日も成人式の祝日の振替休日でお休みだ システムワールドにも誰もいないだろう すると明後日になる 代替を借りるにしても それとて保証はない 前回同様郡山に運ばれて行って 直ってくるまで 約2週間はかかる 本体の故障はこれで2度目だ やっぱり初めから出来が悪かったのよ プリンターの故障のときも酷い眼にあったものな セミナーの集計も次に控えているというのに 冷蔵庫を開けては アイスクリームを取り出して喰らう 妻に タバコを吸わないようにしているものだから 口が寂しくて 喰うこと喰うこと と冷やかされる 俺はタバコなど吸いたくはねえのだぞ と心の中で怒鳴る 昭和天皇崩御後1週間目だ 新たな平成元年の御代の呟き 書斎に戻ると 諦めがつかず 何かやってみる もう梱包にして 修理にやる段取りでもするか フォントが入っているときにおかしなことになってしまったのだ フォントに何か仕掛があったのでは NO39の英語通信は駄目になったみたい 色鮮やかに入り乱れ 地獄に落ちるときの 怪しきまでの形相よ コンピュータとひとつになって嘆き苦しむ そしてソフトの皆と一心同体でありました フロッピーの尻にシッペーをくわせた ある日ある時のの偶然の仕草 あれ コンピュータが カチカチと何か云ったようだぞ どれもう一度 中指を親指で弾くのだ そう 確かな反動が伝わってくる では正式に差入れてみるか バッチャン 3.5インチのフロッピーが重厚におさまってくれるではないか 思わず合掌しました 涙もでてきました 抱いてもやりました 乱暴に扱って御免ね だいぶ汚れてきていた きれいに拭き拭きしてあげようね 君分かる 神を信じていたから
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