CFM「空中分解」 #1779の修正
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「そりゃあ、あたしだってさ。暗くなっちゃうってこと。あるよ」 圭子はバーのカウンター。煙草に火をつける。 「自分のこと、あたしって云うの。やめろ」 隣に男。バーボンから、次はウイスキーのダブル。 「どうして?」 男は圭子を見ない。 「似合いすぎるだろ」 圭子は男の横顔に視線を押しつける。 「どうして?」 男は喋らない。 「どうしたの?ねえ。どうして、そんなこと云うの?」 男は喋らない。 「かんじんな時。あなた、いつだってそうね」 男はグラスをカウンターに。 「肝腎な時じゃあ、ないさ」 圭子の煙草の煙。スポットの中に浮かぶ。 「あたし達、この夏。どこも行ってないね」 男、グラスを口に運ぶ。 「水着、買っただろ」 「そうよ」 男はウイスキーを喉に流し込む。 「だったら、いいだろう」 「よくないわ」 店内には軽く音楽が流れている。 「ありきたりな台詞を云うな」 圭子は右手でクリスタルの灰皿を引き寄せる。左手には煙草。 「ねえ、どうして、あたしって云っちゃいけないの?」 男、目をつむる。 「しつこくなったな、このごろ」 圭子は煙草を灰皿で揉み消すーPut out her cigarette. 「しつこいって云うのはねーあたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あた し、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あ たし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、 あたし、あたし、「いつまででも云ってろ、ばか」あたし、あたし、あたし」 男が立ちあがる。 「帰るの?」 「続けてろ、よっぱらい」 男はスーツの襟を正す。 「あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あた し、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あ たし、あたし、あたし、あたし、男が去っていく、あたし、あたし、あたし、 あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、 あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし、あたし・・・・」 エピック・superslim メンソールー新発売 *未成年者の喫煙は法律で禁じられています
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