CFM「空中分解」 #1406の修正
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(19)新しき仲間 グレン博士の最後の台詞が、シェンとルルに向けられたものなのか、それともノバ ァとカズに向けられたものなのか、分からなかった。 カズとノバァ、シェン、ルル、フレスコ執事は、博士の後ろ姿を見送った。 僕達が今、ここで生きていられるのも、あのコンピューター・カーのブルーの御陰 だ。シェンの大の親友であり、子供達の信頼を一身に受けていたブルー。そして、あ いつは僕達を助けるために身を捧げた。 僕はどうしてもあいつが、機械だったなんて信じられない。 ブルー、もう一度、会ってみたいもんだな・・・。 熱気冷めやらぬ法廷を皆に囲まれて、カズは出て行った。 カズが裁判所から出ると、ファーンというクラクションの音が聞こえた。 裁判所の広く長い階段の下に、真っ赤な車が停まっていた。その窓から手を振って いるのはノバァだった。 その赤い車はツー・シーター・カーで、低い重心、大きなホイール、リアボディは ウイングを内蔵しているようだ。どうやら、空でも飛べるらしい。 「凄いじゃないか、ノバァ。どうしたんだい、この車」 「ふふふ、拾ったのよ。スクラップ場で雨曝しになってたの」 「それはないです。ノバァ。私は由緒ある出身です」 と、車のダッシュボードから、声がした。 あたーっ、また喋る車か・・・。カズは頭を抱えた。 「カーマイン、これがカズ・コサック。あたしの相棒よ。仲良くしてね」 「はい。始めまして、カズ。私、カーマインと言います。これから、よろしくお願い します」 「よろしくな、カーマイン」 これが、カズとカーマインの始めての出会いだった。 この事件以降、カズ・コサックが拳銃を握ることはない。 しかし、彼にはそんなものは必要なかった。 最愛の、そして最も信頼できる女性、ノバァ・モリスに加え、素晴らしき仲間、カ ーマインを得たからである。 (20)エピローグ 街は光に溢れ、天からの至福は全ての人々に行き渡っているようでした。 不思議なものです。 クリスマス間近の街には、「ジングルベル」が流れ、大人も子供も浮かれているよ ただ、ここは南太平洋上に浮かぶアクアポリス「パシィフィック・クイーン」であ り、雪の降るクリスマスではありません。 それでも街行く人々の顔は明るく、喜びに満ち溢れているように見えます。 そんな街の商店街が見える高架道路を走っていた私は、ショーウインドウに張りつ いて見ている子供達を見つけました。 そう、確かあの日もこんな夜でした。 あの夜、シェンおぼっちゃまは、あの少年達のようにショーウインドウを覗いてお られたのです。妹のルルお嬢様のクリスマス・プレゼントを選ぶために・・・。 「カーマイン、ぼやっと運転するんじゃないぞ」 「はい、分かりました。カズさん」 私はダッシュボードのスピーカーで返事をしました。 同時に私は古いメモリバンクのファイルを閉じました。そして誰にも見られないよ うにロックしたのです。 ノバァさん、ありがとう。私の青き時代の心を残しておいてくれて・・・。 でも、人間はまだまだ不器用ですね。あの無垢なシェンおぼっちゃまとルル様でさ え、白い火の球に翻弄されました。大人達はもっと・・・。 人々は心の使い方を知らないでいます。もう少し上手に使えるようになったら、私 の心にも触れることができるでしょう。 その時を楽しみにしていますよ、ノバァ、カズ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−END−−−−−−−−−−−−−−−−− APPLE COMPLEX 3 【青き魂の讃歌】 原作:コスモパンダ 配給:PC−VAN/AWC 公開:1989年 <ALL CAST> カズ・コサック & ノバァ・モリス シェン・ピーク & ルル・ピーク アントン・ピーク & スーザン・ピーク フレスコ執事 & ルドンコ少佐 マッキー・グレン博士 & ハンス・ロドリゲス二等兵 ハザウェイ警部 & 庭 師 ブルー = カーマイン <イメージ・ソング> 「飛べないブルー・バード」 アルバム「SO REAL」より 作 詩:小比類巻かほる 作 曲:大 内 義 昭 編 曲:川 口 淳 一 歌 :小比類巻かほる −−−−−−−−−−−THE END OF AC3−−−−−−−−−−−−− KAZU AND NOVA WILL RETURN IN APPLE COMPLEX 4. 【神々の道標】(仮称)
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