CFM「空中分解」 #1315の修正
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恭一は驚いてしまった。この下級種族、地球で言えば安い給料、高いローン、うるさ い子供、怖い妻のくたびれた中年サラリーマンといった、このエイリアンが船長だった とは。 しかし、それが疑いもない事実であることはすぐ明らかになった。 「御苦労だった。南極1号」 船長はシャーミー先生に言った。 「どうもありがとうございます。船長」 シャーミー先生が答えた。 「なんだってー?今なんて言ったー?南極1号ぉーーー?」 恭一は目を丸くして叫んだ。 「はっはっは。ふっふっふ。へっへっへ。ほっほっほ。いかん、作者が遊んでいる。そ うなんだよ恭一君。実はシャーミーと君が呼んでいたこの女性は地球人捕獲用のアンド ロイドだったんだよ。私達は南極1号と呼んでいるがね。まあ、これは実に原始的な地 球のアンドロイドを皮肉って名付けたんだがね」 「地球人を捕まえるには鉄砲はいらん。ちょっと綺麗な姿のアンドロイドに誘導させれ ば頼まなくてもついてくるんだよ。本当に楽です。たまらん」 「すっ、するとキャンディーやエクセル達も...」 「ピンポーン、これはいかん、休みの時に地球の下らないTVの影響を受けてしまった。そうだよ。あの娘達は南極1号が今までに経験したデーターを適当にアレンジして作っ たアプリケーションなのだ。カットしてペーストして加工するだけでよいのじゃ。さて」 船長がそういってクリックするとアンドロイド達は意識を失いその場に崩れ落ちた。 「そうか、そういうことだったのか!下級種族のエイリアンが実は支配者だったのか」 「そのとおり。君はなかなか物分かりがいいね」 「しかしなぜこんなことを?」 「暇だから−秋本、違った、まあ時々サンプルを採って調査をする必要があるんだよ。 いかにまだまだ程度の低い、殆どが自分のことしか考えていない、能力の無い地球人と いえど、自意識を持つ以上、宇宙を認識し己と一体化する可能性を秘めている以上、油 断はできないという訳だよ」 「よくも地球人を馬鹿にしたな。許さん...といっても状況は不利か...ともかく 僕を地球に帰してください」 「そうそう、そういう素直な態度が大切だよ。このフライトの間に君のデーターはアン ドロイドが採取したことだし、帰してあげてもいいよ」 そして船長は続けた。 「しかし、ちょっと働いてもらってからだ。ちょうど今バルト星では「大地球博」とい うイベントの最中でな、君に展示品のメインとなってもらう」 「何?百貨店か遊園地みたいなことをするな。そんな生き恥を晒すような事は御免だ」 「では仕方がない。恭一君のフライト中のアンドロイド達とのユニークな交際を3Dマ ルチビジョンにしてメインとするか...」 船長はニヤっと笑いながら言った。 「そっ、それだけは止めてください。地球の恥になりたくない!」 恭一はしぶしぶ船長の言うとおりにすることにした。 つづく
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