CFM「空中分解」 #1115の修正
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理だったぜ。」 「おいおい、あんなのと一緒にすんなよ。」 「あっちも嫌がったりしてね。」ニヤッと橋本は笑った。「冗談抜きで気ーつけろよ。 御前は深く付き合ったことがないからな。」 「俺達高校生が出来る程度の恋愛ってぇのは、所詮餓鬼の遊びにしかならないのかもし れねぇぜ。」 「まぁ、そうでも、年月やってりゃあ深くなるの。」 「そんなもんかねぇ。」 「そういうものよ。」 「ナァ〜ル。」グラサンを上に上げる。「そうなりたいものですねぇ。」 「誰もがそう思うものさ。エグも、未来に対する不安から踏み切れなかったんだ。」 「エグがどうかしたのか?」 「いや、どうもしないよ。明日になれば分かることさ。」 「ホォ〜楽しみですな。」 トゥルルルガッチャ! 「はいもしもし、木村でございますが。」 「あのぅ、繋河高校弦楽部の米田と申しますが、木村智恵子さんは御在宅でしょうか。」「少々お待ち下さい。」 「誰だよ。」 「部活の人だってよ。」 「チエコー、チエコー!!」 「なあに?」 「部活の人よ。」 「誰?」 「米田っていう人。」 「先輩じゃ〜ん!!」 「只今お電話代わりました。」 「フフフ。」 「やだ!聞いてたんですかァ〜」 「へへへ、聞いてたよ。」 「今、自分の部屋にいたもんで。どうも、すいません。」 「いいのいいの。あのさ、友達に文芸部の人、いるって私に言ったことあったでしょ。」「はい、ああ、でも、辞めちゃって」 「辞めちゃったの!!」 「そうです。今は、社会観察部とかに入っていると思いました。」 「どのみち、弱小3部には所属しているのね、良かった。」 「はぁ?」 「ちょっとその子と話してみたい事があるんだけれどもなぁ〜、取り継いでくれない?」「いいですよ。………でも。」 「でも、どうしたの?」 「部室棟に泊まっていると思うんですけれども、少々遅れても構いませんか?」 「部室棟に泊まっているの?」 「そうです。予定では。」 「そう、ならいいわ。私、直接会いに行く。」 「そうですかァ、どうもすみません先輩。」 「いいのいいの、じゃあね。」 「はい、失礼します。」 ガチャ。 その日はとうとう江口はこなかった。山崎は田代と『上』で過ごしてしまったし、橋 本と西山もたわいのない話で終わってしまった。どうもやはり、3人いないと最大出力 が出にくい。さらに、西山がうかれていたのでそっちの話ばっかりだった。それでも、 朝まで話してしまったけれども。その後は、結局西山は帰らずに寝てしまった。 2人も寝息を立てていたから、いくらドアをゴンゴン叩こうが気付くはずもなかった が、それが連続して10分間もあると、頭の中にも入ってくる。橋本は、猿が車の上に のって太鼓をボンボコ叩きながら飴を食べている夢を見てしまったし、西山はポンポン 船がジェット機を追い抜かす夢を見てしまった。もっとも、この夢は長く見れなかった のである。何故ならば、たまりかねた訪問者がドアをこじあけ、彼らを起こしたからで ある。 「おはようございまフ。」 「グゥードモゥニング、原発!」 「寝惚けてないでよ。」女は腹を立てている様子であった。 「なんだ、あっ!」 「ああ!!藤岡だ!」びっくりした西山は思わず呼び付けた。「なんでおめぇがこんな ところに、こんな時間に、くるんだ?」 「文芸部は調査されるんだ。」ふと見ると後ろに男が1人突っ立っている。 「チョウサァ………?」 「部としての機能をはたしているかどうかの調査よ。」 「てめぇ、廃部にする気だな。」 「待てよ、ニシヤン。」 「おめぇはどうしていつもいつも、こいつには何もいわねぇんだよ!!」 「いうさ。調査にきたんだから、ばっちり言ってやるよ。」橋本は起き上がって、女を にらんだ。「さあ、何からいきますかな。」 「心掛けがいいですね。では現在の部員数からお聞かせ願いましょう。」 「3年1人、2年3人、1年1人。」 「5人ですね。最小単位の6人を満たしていませんね。」 「てめぇが辞めたからだろうが!!」 西山の一撃に女は一瞬怯んだ。女だけでなく男もびっくりしたようだった。だがそれ もほんの少しの間であった。すぐに顔をニュートラルに戻すと質問を続けた。 「では実質活動人数は?」 「5人です。」 「ここには来ていないのですか?」 「自宅でいい作品を書いていますよ。」 「オタクだって入っていたんなら知っているはずたぜ。そんな糞質問するんじゃねぇ 「貴方は黙っててください!」 「口からこの世に生まれ出た男よ、そう簡単に止められねぇよ。」 「おい、黙らんか。」 「なんだとォ、てめぇなんか女の尻にくっつきまわっていやがるだけだろうが。」 「ニシヤン、よせよ。」 「だけどよぅ、こいつら陰険な質問をするからよぉ。」 「別に陰険じゃないわ。項目に従って聞いているだけよ。」 「じゃ、明るく公正なものといえるのかい!」 「公正です。」 「明るくねぇじゃねぇか!」 「邪魔するとあまりいい結果にならないと思うのですが。西山君。」 .
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