CFM「空中分解」 #0753の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
今月のわたしはこの空中分解に、まだひとつの作品しか載せていない。その一作もお 正月の競作もので、いわば芸術祭参加作品。おっとお、ちと高尚な例えであった。 いわば寺の増築にともなう檀家としての寄付。ううん。ちと苦しい。 いわば義理チョコ。うん。まあ、こんなとこか。 と云うことで、では何故に作品を書かないかと自分に問えば、書く気がしないと 即座に答える。では、さらに何故に書く気がしないのかと自分に問えば、 面倒くさいと即座に答える。では、さらに何故面倒くさいのかと自分に問えば、 ウルトラマンのピコピコであると答えよう。なんのこっちゃ。 わたしが、このAWCに書き込むものと云えば、以下のように三つに大別される。 1)作品 2)AWCの他の作品、メッセージに対するリアクション 3)身辺の雑感 そして、わたしが主に力を入れてきたのは3)の身辺の雑感であって、これが 書いていて楽しい。そして、これが当AWCにおいては一番少ない。それも道理で 作品を書いて、その感想を云いあうというのが主旨のAWCにおいては、ほんとのと ころ、このようなパチンコで負けた話とか女の子のお尻の形について考えるなんてい う内容は入り込む隙のないものなのだが、「ここしかないのです。すみません」フェ イント攻撃でもって、厚かましく場処を確保してきたという現状がある訳です。 で、思った。 この3)を一気に1)に持っていく方法というのがあるのである。つまりは エッセイである。なんのことはないのだが、いや、そうではない。 全然違ってくるのです。ここAWCでは。 まず、書き込む場処がフレッシュボイスではなく、ここ空中分解になる。 つぎに今まで気兼ねして短く抑えていた行数を200行まで拡張することができる。 それにリアルタイムの雑感ばかりか遠い昔の、そう、生まれた時の洗面器の輝きにつ いての印象なんてえのまで、気儘に書き込めるようになる。 そして、やはり何より喜ばしいのはあの秋本のクダラン割り込み日常会話的長文メッ セージがフレッシュボイスより消えるということです。これが功罪の最たるものです。 ここ空中分解には「T’S PENCIL」というエッセイがあります。 その2番手としてわたくし秋本のエッセイを連載していこうと思うのであります。 楽に書けて楽しい。人の迷惑にもならない気楽な書き込み。おおお。 やっと我が身の置き処が見つかった。ボケ老人の特別養護老人ホームであります。 ということで、まずそのタイトルを考える。 こういうのは得意中の得意なので、すぐ決まる。 『秋本の痛い包帯』 いいたい放題の洒落ですね。 しかし、もうひとつ文体との兼ね合いを考えてみた。 この前、同時進行で小田嶋さんの毒舌エッセイと村上さんの淡々エッセイを読んだの だが、どう考えてもオダマキ氏の書き方は女の子にもてそうもない。 その真理を鋭くつく舌鋒のブレーク・ダンスには、才能の輝きとその身の不遇とが 渾然一体となって爆笑を誘ってくれるものがあったのだが、如何せん。 相当なエネルギーを消費する文体でもある。これでは氏よりも歳をくっているこの特 別養護老人ホームの住人である秋本氏からの便りというには、その死期を早めること になって到底採用しえないこととなる。 それに今まで女の子にモテテキタ秋本氏としては、この歳になってもやはり女の子へ への未練捨てがたく、真実より嘘、みゆきよりユーミンを好む彼女等へのメッセージ としては村上氏の淡々文を採用したくなるのが、人情というもの。 しかし、そうなるとあのどちらかと云うと小田嶋氏に近い、「云いたいことだけ云う もんね。あと知らんもんね」の秋本文体が焼場の黒煙となってカラスのお友達になる という現実。うーん。 でも、ここはひとつ書いていきながら、それとなく新しいメジャー指向の文体をつく りあげていこうではないか、なんてことを考えている。 あの破壊的ドタン場ギャグで、かの天才谷岡ヤスジを抜きさるかと感涙を誘った、い がらしみきお氏も、とうとう、「ぼのぼの」では絵本作家に宗旨がえなさってのひさ かたの再登場。ところがこれが、爆発的ベストセラー。女の子が買うわ、買うわ。 大体、文化というものは所詮、女のものであって、ムサイ男が裸で飛び込む女子更衣 室。「キャアー!キャア!何よ、でてってよ」 イカントモしがたい。 よっしゃ『痛い包帯』は没にしよ。 これでは今までと変わらん。何にしよ。頭を使ってはいけない。 頭をつかえば秋本が戻ってくる。歯歯歯! あたりさわりのないところで、かといって、女々しくならない気恥ずかしくないよう な奴。 『ちょっといいですかあ』ーこういうのを俗にタレント本という。 『秋本のリップスティック・TALK』─歯歯歯!歯歯歯!これではOH!エルくら ぶのトニー・タナカではないか。迷わず、没! 『歯歯歯!歯歯歯!』─これは従来の秋本文 うーん。頭をつかわんつもりだったが、なんと頭をつかっている。 どうやらわたしの頭はあまりにも賢くできているようだ。屁のようなタイトルが 思いつかない。 頭を使わないように頭をつかうというのが、これほど難しいものとは! しょうがないので、そこら辺のGALのCDから、そのタイトルを参考にさせてもら おう。というので、石川優子。 メガロポリスの真相─おおお。なる程。とても、こういうタイトルはわたしには 無理だ。 ラピス色の窓─おおお。なる程。なんのこっちゃ。 君の大好きなチェリータルトーおおお。目では読めるが口では読めない。 明日に出逢いたくてーこうやって書くのすら恥ずかしい。 うーん。 タイトルだけで、もはや30分は浪費している。なんということだ。 先が思いやられる。 他のものにしよ。というので、あの顔が面白い色川武大先生。 『うらおもて人生録』ーなる程。さすが男の大人。でもこれじゃ。女の子には もてない。 しかし、つげ義春さんになると、もういきなり 『無能の人』ー歯歯歯!さすが。もう女の子の存在の匂いさえない。 いかん、いかん、こんなモテナイ人達のタイトルを参考にしたってどうしようもない よっしゃ、ポパイという雑誌が、どっかにあった筈だ。 あった、あった。文芸春秋、世界、現代詩手帖、朝日ジャーナル、諸君、広告批評 文学界なんぞの間にはさまれて(歯歯歯!うそ、うそ)GORO、スコラ、薔薇族、 バグニュース、エロトピア、投稿写真の間にはさまって、(これも、嘘)ありました。 パッパッとひらいて見る。 『このバッジ、お菓子のオマケにしては、かわいいと思う』 『僕のサンデーブランチはビーイン・フルーツ』 『明るい所が大好きな健康人間には充電期間なんか問題外。そんなわけで、 電池交換不要のソーラー時計のご紹介』 なるへそ。 しかし、参考にならん。というか、こういう文章を読んでいたらこうやって くだらんことに頭をつかっている自分が、まるで『こだわり人間は早死にしちゃうぞ そんなわけで、コーデゥロイのブラックパンツには、同じく黒のとっくりせえたあ』 なんてえ文を川崎ソープランド街の楯看板に見つけた時のような、ありもしない幻覚 症状に苛まれている自分が(おおお、ついに脈絡のない文を書くようになった)没! 結論を急ごう。わたしには先がない。なにせここは特別養護老人ホームなのだから。 要するに、「なんとなくクリスタル」とか「気分はもうHAPPY・END」的ノリ でいけばいいわけで。 そうなると「今日も一日秋本気分」なんてえ感じの奴がでてくる次第。 しかし、秋本の名は、この際、タイトルから抹消。イメージ一新。 『特別養護老人ホームからの便り』 あああ、どうして、わたしはいつも、いつもこんな風にしてしまうのか。没! 『ホームにて』 これくらいなら、どうだ。と思ったが、中島みゆきさんの歌のタイトルであった。没! やはり秋本の名を入れよう。でないと、あんでんてぃていの・・・ よっしゃ。洒落もいれよう。こうなったら強い秋本氏。 『秋もTALK』 うまい!しかし、歯切れがよくない!今は冬!よって没! 『秋ちゃんの歯歯歯!でゴメン』即、没! やっぱ、とりあえず『秋本の痛い包帯』でいこう。と思ったが 今ひとつノリが、ひさや大黒堂的なので『アキモト君の日本チン談』 ううむ。ヒドイ。これはショウジ君と野末陳平のごった煮だ。あああ。 ひ、ひょっとして私は才能がなかったのだろうか。い、いや。 うたがってはいけない。自分を疑っては、それこそデカルトになってしまう。 とりあえず(これが多い)今井美樹ちゃんの『どしゃ降りWoderland』や 種ともこさんの『おやすみTinker Bell』のようなタイトルということで (ちなみにこの二つのCDはわたしの『二度と触らないであろうCD特選』から 救世軍の手によって他人のもとに連れ去られてしまったー合掌) ええと、つまり。 そういうことで 『どしゃ降りTinKer Bell 』 なんかどうだろう。 歯歯歯!歯歯歯!歯歯歯!これが笑わずにおられようか。しかし、ティンカーベルさ んというAWCの人がいらっしゃるので、これはマズイ。よって 『おやすみWonder Land 』 しかしなあ、これだと、さも人生が終わったような印象を受ける。まだ生きているわ けだし。 ここはひとつ村上さんの「村上朝日堂の逆襲」をもらって 『秋本骨つぎ堂の逆襲』というのはどうだろう。 でも、なんだか女の子とは離れてしまったような気がしないではない。さみしい。 BGMにフランソワーズ・アルディの「もう森へなんか行かない」が聞こえてきそう。 おおおもうすぐ200行になる。これはいかん。 ここらで手を打つか。そうしましょ。パテックスはりましょう。 ということで登録『秋本骨つぎ堂の逆襲』 さて、次は文体です。といってもタイトルだけで、こんなに長くなるとは思ってもい なかったので、次回に回します。 それでは皆さん、次回は『秋本骨つぎ堂の逆襲』のタイトルの下でお会いしましょう そいじゃ。 秋本でした。
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