CFM「空中分解」 #0421の修正
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「敵襲!敵襲! 東南東から桃太郎が接近中 距離約百二、百一、百・非常事態!」 見張りの鬼が櫓から叫んだ。遂に桃太郎が第1次防衛線に差し掛かったのだ。 見張りが叫ぶと同時にサイレンが鳴り渡り、そして放送が入った。 「スクランブル! スクランブル 侵略者が東南東から接近。緊急発進せよ」 *サザーン***ザブーン*** 「青鬼三百四十七号&赤鬼七百二十五号 いきまぁ〜すっ!」 鬼ケ島から2隻の戦闘船がでた。 「侵略者、捕捉。警告開始せよ」 「そこの船に注ぐ。ここからは我々鬼族の領海である。直ちに立ち退きなさい」 「なにをぉ〜! この俺に立ち退けだと! ふぅざぁけぇるぅなぁぁぁぁ」 桃太郎は怒りました。いよいよ戦闘開始です。 「猿! 船を横ずけにしろ」 「きっきー」 猿の操船技術は素晴らしく(ドロの船で鍛えたという噂あり)鬼の船に横にピタリと 付けました。 「やぁやぁ我こそは桃太郎なり」 桃太郎は鬼の船に跳び乗ると青鬼三百四十七号を斬り捨てました。 驚いたのは赤鬼七百二十五号、せっかく警告に来たのに桃太郎はその使者を斬り捨てて しまったのです。赤鬼七百二十五号はすぐに発火信号を打ち上げ鬼ケ島の方へ逃げ始め ました。 「しまった。1匹逃がしたぞっ」 勝利の感激に酔った桃太郎、はたと気付いた時には赤鬼七百二十五号ははるかかなた。 そしてそのかわりに飛んで来たのは・・・数千本の矢! 「ややや矢ぁ? た、対空防御ぉー!」 「対空防御って・・・なんすか? それ」 犬が聞きました。 「ポートを引っ繰り返せっ」 そう叫ぶや否や桃太郎は船の横をけっとばしました。 ***ざ・ざっぶっぅんっ*** ボートはものの見事に引っ繰り返りました。 「早く船の中へもぐれっ」 「キッキッキキー(イエッサー)」 「わわわわんわん(右に同じ)」 「きぇぇぇきぇぇっ(以下同文っ)」 一人と3匹が船腹に潜ったと同時に ***カカ、カカカカ、カカカカン、**** 矢が船に突き刺さった。 「ふふん、やってくれるぜ」 桃太郎はつぶやきました。しかし船はもう使い物になりません。 「・・・ヨーシ 、コノママ オニガシマ マデ モグッテ イクゾーッ」 桃太郎は鬼達に聞こえないように言いました。そして船を盾にゆっくりゆっくりと鬼ケ 島に向かっていきました。弓矢では船は貫けないでしょう。それを計算にいれていたか どうかは定かではありません。 しかし、結局上陸と同時に桃太郎は捕まってしまったのでした。 *** 《つ・づ・く(と言いたい)》*** BMD66811/COLOR
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