◇フレッシュボイス2 #3540の修正
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J:COMBS(旧BS松竹東急)で放送のドラマ「半七捕物帳」第二話『刀傷 吉良 の脇差』を録画視聴。ネタバレ注意です。 シリーズ全体の構成を考える人が王道を外したがる癖でもあるのか、それとも私が凡 庸なだけなのか知りませんが、どうも変に感じる。というのも、この第二話冒頭で、 「今回の事件は、半七にとってもちょっと変わった(珍しい)ものだった」みたいなナ レーションが入りまして。いやいや、第二話で変わったとか珍しいとか言われても、比 べようがない。第一話、第二話と同傾向の事件を続けて描き、三話目で「今回はちょっ と変わった事件でした」みたいに語るのであれば、すんなり飲み込めるのですが、二話 目でこれをやられても、困惑の方が大きい。 そもそも、第一話『異人の首』のエピソードが、そんなに普通の、よくある話だった のかという疑問もある。時代劇ドラマなら西洋人の登場する話の方が珍しいだろうし、 蝋人形というアイテムも同じく珍しいはず。恐らくは第一話、第二話ともにイレギュ ラーなパターンだと思うのですが。 まあ、その辺りはさておき、お話の方は確かに珍しかったかもしれません。一人の女 に執着した男、今で言うならストーカーになりそうな男が罪を重ね、大立ち回りを演 じ、ある意味主役と言っていい大活躍(?)。この男・伝蔵、やけに強いし、運がい い。半七らが追い詰めたように見えてもするりと逃げられること数度。これでは半七が 無能に見えてしまう。 ミステリ的な趣向としては、伝蔵が落としていった銭から、身を潜めている場所(区 域)が判明するくだりぐらいかな。それ自体は知識として面白い。 物語のテーマとしては、伝蔵につきまとわれて多大な迷惑を被りながらも、ほんの少 し惹かれる気持ちを残しているらしい女心の不思議といったところでしょうが、なぞっ た程度で片付けた感じ。半七のキャラが女性に対してはそこそこ初心な風に描かれてい る。 サブタイトルにある吉良とは当然、吉良上野介のことですが、その遺品である脇差し によって武家の主が側人(妾)共々殺される。側人の弟・鶴吉がその脇差しを譲り受 け、「姉の敵を討ちたい、吉良の脇差しで伝蔵を殺してやりたい。伝蔵の行方を調べて ください」と半七に依頼する。この辺りは私立探偵物を思わせます。で、ほんとに本懐 を遂げさせちゃうのは、大石内蔵助に準えてのことか? 吉良の脇差しを武器にすると いうのがよく分からないけど。(^^; その上、「これで吉良の魂も浮かばれるのではないか」という見解が示されるのも 謎。ほとんど関係ない事柄を無理矢理結び付けている感が強かった。 ではでは。
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