◇フレッシュボイス2 #3456の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
いつまで経っても、“『十角館の殺人』読んでいる途中で犯人分かったつぶやき人” をちらほら見掛ける。 無論、メタ的に考えれば多分こうだろうと想像し当たっていることも、現代本格ミス テリに慣れた人ならあり得るでしょう。それは認める。 その上で、「あの**描写を読んだあとも、どうしてのんきにこいつが犯人だと思い 続けられるのか?」と問い詰めたい。小説の読み方もしくはミステリの読み方を知らな い人が増えてるんじゃないかと、本気で心配になる今日この頃。(^^; ミステリの読み方を知らない人の割合がほんとに増えているとしたら、書き手の方も 困る訳で。読者を欺くために工夫を重ね、フェアであるよう苦心して仕掛けた罠が、何 の意味も持たなくなる恐れがあることになるから。 私自身は、佐野洋『推理日記』シリーズ(講談社)で、ミステリの読み方を把握した 口ですが、現代では手軽には読めなくなっているみたい。また、『推理日記』に相当す る推理関連のエッセイが何かないかと考えても、ちょっと浮かばないな〜。 少し前に、乾くるみの『塔の断章』(講談社ノベルス・同文庫)の巻末にある作者自身 による解説がすごいってな話を聞き及んだ(実際には記事を読んだ)ので、中古サイトで 探して、購入したのだけれど、新装版には自作解説どころか解説すら付いてなかった。 旧い方の文庫版にしか載っていないらしい。何のための新装版なの?と疑問に感じつつ も、なおさら読みたくなったので、元の価格よりも高いけれども旧文庫版を見付けて、 改めて購入。 同作に作者が仕込んだ手掛かりの数々を、そのほとんどが誰にも(一般読者は疎か、 同業者にも)気付かれなかったため、さらにそういう細かな点に気付いて言いない読者 から批判的感想をもらったので、作者自ら解説することにした模様。そりゃあ、言いた くなるわ。(^^) そうして解説文を読んでみて、ミステリ作家ってここまで考え抜いて書いているん だ、と分かるようになっています。一つの個作品について語ったものだから、普遍性は 乏しいかもしれませんが、それでも読む価値ありだと感じた次第。 ではでは。
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