◇フレッシュボイス2 #3359の修正
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『十角館の殺人』で犯人の計画が綱渡りに過ぎる件。※同作のネタバレ注意です。 今さらながら気付いたことがありまして、犯人自身すらいつ発動するか分からない仕 掛けというのは、あの計画においては大問題なんじゃないかと。 たとえば、犯人が不在の間に、アガサが口紅を換えて塗って絶命し、その遺体を他の 者が見付けていたら、当然、犯人を起こしに来る。部屋をノックして応答がなく、すわ 一大事と強引にでも中に入るに違いない。結果、不在が露見。他の者達はどう考える か。「あいつもまた襲われてどこかに逃げ出したか、連れ去られるかした」「あいつこ そが犯人」の二通りを想定するのは確かだと思われます。人数が減っている中、疑われ るのは絶対に避けたいでしょうから、結構致命的なんじゃないかしらん。その後の犯行 がやりにくくなるし。 もちろん、アガサが口紅をその日使い始めるのは高確率で早朝からであり、遺体が見 付かるのはそのもっと後になるのだから、犯人が不在の間に仕掛けが発動する可能性は 低いと言えます。けれども可能性ゼロではない。 これがアガサの口紅ではなく、カーの煙草となると、もっと確率は高くなりそう。い つ仕込むかによりますが、仕込んだあと、長々と発動せず、夜を迎えるということは充 分あり得る。 また、犯人不在時に発動という問題を離れても、カーが開けて使い掛けの煙草を吸わ ないという選択をする可能性があります。アガサが口紅の毒で死んだのを見たあとな ら、「もしかしたら俺の煙草も」と想像し、警戒するというのは充分にありでしょう。 未開封の煙草を大量に持ち込んでいたら、犯人の計画は変更を余儀なくされる。ただ、 この犯人は計画に柔軟性を持たせたと言っているので、煙草に毒を仕込めなければ別の 手段を執ったんでしょう。夜、部屋に不在であると皆に知られても、何らかの理由を用 意していたのかもしれません。それが何だったのか、是非とも知りたいところですが。 ではでは。
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