◇フレッシュボイス2 #3294の修正
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フジテレビ系で放送のドラマ「嘘解きレトリック」第六回を録画視聴。ネタバレ注意 です。 予告映像を見た時点で、今回は多少スピンオフ的な、千代をメインに据え、鹿乃子と の少女探偵団の活躍を描くんだろうなと決め付けていました。が、蓋を開けてみれば差 にあらず。少女探偵団の活動はあったものの、千代の扱いを含めてメインと呼ぶほどで はなかった。 代わりに(といっても私が勝手に思っていただけで、元からこれが主題であり、描き たかったことなんでしょう、多分)、嘘を知る能力がどんなに危ういか、思い込みを生 みやすいか、ひいては鹿乃子が今まで自身の能力でどれほど人を傷つけ、また逆に傷つ けられてきたかまで言及するという、ある意味、本作品の根っこに迫るお話でした。非 常に興味深く、はっとさせられる点もあり、よかった。そこからさらに、左右馬の優し さや人柄を浮き彫りにするようなやり取りを加え、鹿乃子と左右馬の関係性が以前にも ましてしっかりするという流れがきれいに決まり、お見事。 ミステリ部分はいつものようにライトなんだけど、気付きを与えてくれるという点を 加算すれば、れっきとした本格ミステリになっていたんじゃないかなとも思えてきた。 引き続いて、ドラマ「嘘解きレトリック」第七回を録画視聴。ネタバレ注意です。 殺人事件と幽霊譚。割とよくある組み合わせを、手堅く料理した感じ。悪くはないけ れども、偶然性がかなり強いな〜と思っていたら、登場人物自身がそのことに言及し、 それもこれもほんとに幽霊がいたせいかも?と匂わせて締め括る。このオチの付け方そ のものは定番中の定番ですけど、偶然の多用による不満を解消したのはうまいというか ずるいというか。 ではでは。
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