◇フレッシュボイス2 #3167の修正

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　ＷＯＷＯＷのドラマ「完全無罪」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。 　前回の感想で、平山が罪を告白したように記述しましたが、早合点でした。「先生、 ありがとう。こんな人殺しを無罪にしてくれて」という風な台詞を平山が言ったのは事 実ですが、犯行を認めるものではなかった。平山自身の説明によると、直前に催された 無罪を祝う会で、糾弾する女の乱入があり、実力行使されたのに、誰も助けてくれなか った。やっぱりみんな俺のことを犯人だと思っているんだ、という絶望からついあんな 言葉を吐いたのだという。 　平山の説明が本当であろうと嘘であろうと、作品としてもう少し早くこの説明を出し てほしかった。しばらく説明なしに話が進むのものだから、平山が本当はやっていたと いう前提で観続けてしまった。松岡弁護士も直に尋ねるぐらいなら、何ですぐ聞かず に、引っ張ったのやら。 　その説明がある前に、平山を尾行したところ、かつて松岡がさらわれて監禁された記 憶のある家に出入りしていた。また、有森元刑事のスマホには、ボイスチェンジャーで 声を変えたと思しき匿名人物から、平山が犯人である決定的証拠を握っているという怪 文書ならぬ怪電話があった。こういう具合に、平山はやや黒に近いグレーとして描かれ る。その手際はなかなか巧みでした。 　その後、有森は謎の電話相手からの指示で、とある神社の古井戸へ向かう。蓋を外し て覗き込むと、中には幼い子供らしき人骨が。傍らには大きなぬいぐるみのような物も 転がっていた。驚く有森に、電話相手はさらに言う。『そこにある遺体に平山の毛髪を 付ければ、平山を逮捕できるぞ』と。相手は有森に再びねつ造をやらせようとしている のだった。 　今回観ながらふと思い付いたのは、平山が自殺した妹の仇討ちとばかりに、有村らを 苦しめているというもので割といい線行っているのではという感触を得ていましたが、 最後で潰されました。本物の遺体が出て来るとなれば、平山にはデメリットが大きすぎ る。 　ではでは。
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