◇フレッシュボイス2 #3136の修正
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WOWOWのドラマ「ゲームの名は誘拐」最終回を録画視聴。ネタバレ注意です。あ と、土屋隆夫『針の誘い』に関してもネタバレ同然ですので、ご注意ください。 さすが、東野圭吾だった。明かされたからくりそのものは、第三回のラストまでを観 た時点でおおまかに想像できる範囲に収まっていたけれども、思っていた以上にきめ細 やかだった。あのシーンはそういう意味だったのかとか、こんなことまで伏線になって いたのかという膝を打つ感がいい。 個人的には、冗長だと思えてならなかった場面や、共感できないキャラクター設定に までちゃんと作者の意図が込められていたこと。これこそ、「ミステリは道行きがどん なにつまらなくても最後が素晴らしければ傑作たり得る」を表しているような。 観終わって感じたのは、ある作品との類似性。もちろんパクリ云々ではなく、あくま でも道具立てが似ているなあというレベルです。 その作品とは、冒頭にも記しました土屋隆夫『針の誘い』。小説の形で読む前に、テ レビドラマで観たのですが、子供心に非常に面白かったと感じました。大人の目で観れ ば穴はあったのかもしれませんが、少なくとも二時間サスペンス物のドラマとしては充 分に及第点だったでしょう。 両作は殺人と誘拐、二つの犯罪の組み合わせという構図が似ている。「ゲームの名は 誘拐」は突発事を利用して計画を立てたのに対し、「針の誘い」は最初から計悪的犯行 だったと記憶しています。前者は「何が起きてるんだ?」という驚きが眼目で、後者は 不可能犯罪に重きを置いている、かな? そういう訳で、前回の感想で挙げた計画性に対する疑問については、突発事をうまく 利用したという形だったので、そこはちょっぴり残念。どうしても、「そんなにうまい こと行くかなあ?」という疑問を生じさせてしまうのではないかしらん。 ラスト前、主人公と真犯人の対決は、先行きが読めず、緊迫感があった。すべてを説 明しない描写もマル。 ではでは。
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