◇フレッシュボイス2 #3121の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
TBS系で放送のドラマ「アンチヒーロー」最終回二十五分拡大を録画視聴。ネタバ レ注意です。 ハードルを上げていたためもあり、結果から振り返れば意外さに欠けたなという感想 が最初に来ました。特にこの最終回は、ほぼ答合わせに終始した感じ。が、それでも充 分に面白かったと言えましょう。顔芸はいらないけど。 ネット等で「名字に色を表す字が入っている人は明墨側」という推測が、早い段階か ら出回っており、事実その通りだった訳ですが、これは失敗だったと思う。この(物語 の外の、メタ的な)ヒントのせいで、視聴者サイドも「検事の緑川や裏切ったように見 えた白木も、本当は味方で最後は協力するんでしょ」と予想できてしまい、驚きが皆無 になってしまったのではないか。ストーリー内での伏線で示唆した結果検討づけられた ならまだしも、こんな現実世界では何の意味も持たない(しかもかなり分かり易い)示 唆で、作品そのものの面白さを減じてしまうのは勿体ない。 他に不満が募るとしたら、糸井一家殺人事件の真相は不明のまま幕引きになった点で しょうか。当初の毒薬物鑑定がボツリヌストキシンであったことから殺人ではなく食中 毒だった説や、伊達原犯人説(志水家の飼い犬が伊達原に吠えていたのが伏線)、事件 当時まだ年端も行かない子供だった伊達原の娘がボツリヌストキシンを持ち込むきっか けになった説などが挙がっていましたが、制作陣が想定していたという犯人はまた別な んだろうな〜。これについての反応をネットで調べると、「メインテーマから外れるこ となので未解決でかまわない」「むしろ警察・検察が生み出した冤罪事件のせいで真犯 人が野放しになっている現実を浮かび上がらせるには、未解決こそ合っている」という 旨の意見が多く、時代の移り変わりを感じなくもなし。 平塚が遺したという償いも何だったのか、分からないまま。鑑定書は結局、明墨サイ ドによる偽造書類だったようですから、ほんとに償いとなる物を何か遺したのなら、今 もどこかで眠っていることに? もし今になって出て来たら、話がややこしくなって、 かえって志水の無罪判決に水を差す恐れもありそうでコワい。 個人的に一番のもやもや、毒の鑑定に疑念を持ったことを桃瀬が明墨らに伝えなかっ た理由は説明されず。逆転劇のための仕込みとして必要なのは分かりますが、桃瀬が気 付いていたことにしたのは設定ミスだと思えてきます。志水の記した取り調べノート を、桃瀬は何らかの理由で目を通せぬまま亡くなり、あとを託された明墨らが初めて気 付く、という流れでよかったのではないかしらん。 というか第九回を見直してみて、桃瀬は何のきっかけで毒の鑑定を疑ったのかと気に なった。志水が取り調べノートの存在を外部に言ったのは第九回の赤峰が初めてみたい な描写がありました。一方、桃瀬は検事なのだから、目を通す機会がなかったと考える のが普通だと思います。だとしたら、毒の鑑定に疑いを向ける経緯や「似ている?」と いう付箋は硫酸タリウムと何が似ていると感じたのかが分からなくなる。 ちなみに、取り調べノートを明墨は見てなかったのか?を推察してみると、取り調べ ノートを前任の(最初に担当した)弁護士にも見せていなかったとは考えにくいです が、明墨に対しては長い間信用できないでいたみたいですから、ノートを見せたとして もごく最近か。それなら明墨ではなく、赤峰に最初に見せたという流れはさほど不自然 ではない。 ではでは。
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