◇フレッシュボイス2 #3041の修正
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時間を大きくずらすアリバイトリック> ぱっと思い付くところでは、一応作品名は伏せますが、綾辻行人の館シリーズの一作 がこれに該当すると思います。ただ、その作品が時間を大きくずらすアリバイトリック 物の先駆けかどうかは分かりません。叙述トリックによる偽アリバイ成立といった側面 を持っています。 アリバイに限らず、時間を大きくずらすトリックでしたら、貫井徳郎のデビュー長編 とか、刊行から長い年月を経ったのちに書店が一推ししたことをきっかけに急に知られ るようになった中町信の某作などがあります。 そういえば自作にもありました。ただし未完。投稿用に書いていたのですが、締め切 り前に珍しくも体調を崩して入院してしまい、間に合わず。復調後はそのトリックで書 く情熱が薄れてしまった。(^^; 構図を大まかに述べると、ある年とある年とで曜日の並びが同じであることを活かし たトリック。それぞれの年に実際に起きた出来事の中で大きなものを、あたかも一つの 同じ出来事のように描写(というか作中で登場人物が言及)して、一貫した同一年だと 思わせる補強材料とする。 これもやはりアリバイトリックと言うよりも、叙述トリックになります。 こうして見てくると、時間を大きくずらすトリックは元々は叙述トリックの1パター ンで、その使い方に偽アリバイ成立のためというのが含まれる、という認識の方がいい のかもしれません。 言わずもがなですが、ミステリのトリックは、原理は同じでも見せ方や組み立て方が 違っていれば、れっきとしたオリジナルとして認識されるケースが多々あります。認識 されなかったとすれば、同じ原理を用いていることが早々に露呈してしまうとか、見せ 方や組み立て方が大元よりもチープ・下手になっているとか、そういったマイナスが大 きい場合かな。 それから、これも言わずもがなかもしれませんが、『容疑者Xの献身』のトリックの 一番の眼目は、〇〇トリックだと思わせておいて実は**トリックだったという構図に あるんだと思います。作中のヒントがあからさまですが(映画版が初見だった私は、あ の台詞が出た途端に分かったくらい)。 ではでは。
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