◇フレッシュボイス2 #3036の修正
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テレビ朝日系で放送のドラマスペシャル「アリバイ崩し承ります」を録画視聴。ネタ バレ注意です。 原作は大山誠一郎の同名小説シリーズ。一部既読ですが、今回のドラマに使われてい たエピソードは知りませんでした。また、原作だとそこそこシリアスな本格推理なの に、映像化すると戯画的になるのは何でだろ。 約二時間の尺で、アリバイトリックが解けたとヒロインが言い出すのはちょうど半ば 頃。これは絶対、まだ何か用意されていると分かる構成。ミステリの場合だと、犯人の と黙されていた人物が次の被害者になるか、犯人のトリックは解けたけれどもそれが即 犯行の証明にならない(「自分が殺しに行ったときには被害者は既に殺されていた」) かのいずれかであることが多い。実際、今回は後者でした。そういう構成が悪いと言う 訳ではなく、上に挙げたよくあるパターンから脱却して欲しかったなという気分。原作 者の(シリーズ外も含めて)作品をいくつか読んでいる身としては、この作者なら今ま でにない工夫やひねりを見せてくれるのではという期待値が大きいのです。 もちろん、本シリーズの主題であるアリバイトリックにおいては、ひねりを見せてく れましたから一定レベルの満足感は得られましたが。さすがだなあと思うのは、結果的 に捨てとリックとなる方にも、既存の作品にはなかったであろう新規さが加えられてい る点。このトリックで一本とは考えずに、惜しみなく捨てトリックに回せるのがある意 味うらやましい。 さて、定番の形とは言え凝った構成で楽しませてくれた本作でしたが、ここまで犯人 の思惑通りに進まなかったとしたら、どうしていたんだろう? 当然、さりげなく警察 の捜査を誘導しようと試みるんでしょうけど、犯人と警察の距離感がちょっと遠くない かと思った。あれで誘導しようとしたら、あからさまに怪しくてほんとに疑われる恐れ が大きいような。 ラストでは大金と引き換えにトリックを犯人に授けた人物の存在が示唆されました が、これってストレートに受け止めていいのかな。連ドラとして続編がまた作られるの であれば、ぜひ観たい。 ではでは。
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