◇フレッシュボイス2 #2560の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
トリックと言うよりも言葉の話になりますが。 “交換誘拐”なるワードの意味するところが掴みづらくて、このような表現が当たり 前に使われるようになっているのかなと検索してみたら、まだまだ数は少ないけれど も、それなりにヒットする。 ただ、多くの人が使うときに意図している(であろう)意味合いでは、語句として醸 すイメージから乖離している部分があるなという印象を持ちました。 「交換殺人ならぬ交換誘拐」という言い回しで使っているパターンが多かったのです が、このような表現をする場合、通常なら二つの語句のそれぞれの構造は同じであるは ず。 交換殺人は、(それまで面識のなかった)AとXが共謀し、各自が殺したいBとYと を取り替えることでアリバイを確保するという殺害トリック。 一方、多くの人が“交換誘拐”を使う場合、交換殺人のような共謀の関係ではなく、 Xにとって大事な人物YをAが誘拐し、そのことをネタにしてXに「Yを無事帰して欲 しければBを誘拐しろ」と強要する図式を言っている、らしい。これは交換誘拐と呼べ る代物ではありますまい。 逆のパターンを想定してみれば分かる。Xが殺したいほど憎んでいる相手Yを、Aが 勝手に殺し、そのことをネタに「おまえのためにYを殺してやったんだから、今度はお まえがBを殺せ」とXを脅したとしたって、Xは「Yを殺してくれてありがとう」と感 謝するかもしれないけど、命令には従わないでしょう。殺人を依頼したという証拠でも ない限り。 もちろん、交換殺人の中には、脅しによって無理矢理共犯関係を結ばせる形もあるか とは思いますが、原則的には承知の上で共謀するもの。 なので、交換誘拐と表現するからには、面識のなかった者同士が共犯となり、何らか のメリットのためにさらうターゲットを入れ替える、という形であるべきなんじゃない かと思った次第。 ではでは。
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