◇フレッシュボイス2 #2528の修正
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日本テレビ系で放送のドラマ「invert 城塚翡翠倒叙集」最終回を録画視聴。 激しくネタバレ注意です。 前回に続いて「刑事コロンボ:ホリスター将軍のコレクション」を思わせるヨットの シーンを入れ、証人の取り合いを繰り広げる……かのように見えていたのは、すべてフ ェイクで、もっとずっと前から別のことが進行していたというからくり。なるほどね ぇ、やられました。仕種や反応についての描写をうまくダブルミーニングに落とし込 み、読者(視聴者)も登場人物も煙に巻くテクニック。視聴者が気付く手立てが薄い(真 相を事前に推理できる余地が乏しい)という難点はあるかもしれませんが、そこを差し 引いてもお見事。前回の感想で書いた、犯人は情報を知り得る立場にあることの強みす ら、逆手に取られましたし。 靴下の件に関しても、同様に高く評価できましょう。何らかの重要な手掛かりだと思 わせておいて、実は別の方角に向かっていた的な誤誘導が、うまく決まっていた。この やり口は、東野圭吾『容疑者Xの献身』で言及されていたことに通じるものがあります よね。アリバイトリックものと思わせておいて実は違う種類のトリックだった、という あれ。 こうやって見ていくと、本ドラマ最終エピソードは、ミステリ・推理物に詳しい人ほ ど、引っ掛かりやすいように狙った物だったのかも。「ああ、あのパターンね」と感じ てそこで思考停止したら、完全に泥沼にはまってしまう。その先を突き詰めるなり、発 想の転換をするなりして、壁を乗り越えないと解けない。 本題とは関係ないことですが、一緒に視聴している父は、このドラマを全然買ってな いです。(^^; これまで、『刑事コロンボ』『名探偵モンク』『古畑任三郎』各シリーズは、楽しん で観ていたのに、どこが違うと言うんだ? 考えるに、前半でやった『霊媒探偵城塚翡翠』の形式が合わなかったのかな。父は幽 霊とか占いとかは端から相手にしない口で、ドラマにもそういう要素が肯定的に出て来 ると一段低く見る傾向があるように思う。私自身もその傾向が皆無ではないので気持ち は分かるのですが、その後、霊媒設定が嘘でしたと明かされたあとも、変わらず低く見 るのはいかがなものかと。 ではでは。
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