◇フレッシュボイス2 #2471の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
先頃、米国のテレビドラマ「謎の完全殺人」(1978年)のビデオソフトを入手で きたので、観てみました。 本ドラマは、「刑事コロンボ」でお馴染みのレビンソン&リンクが手掛けたミステリ ドラマ三部作の一つ目に位置づけられる物で、ほんと、長年探し求めていました。 日本国内では、「殺しの演出者」なるタイトルでNHKが放送したことがあるそうで すが、未見。ビデオソフトとして発売はされるも今は絶版扱いで、DVDソフト化はさ れていない模様。なので、長らく幻の作品状態が続いていると言えましょう。 ちなみに三部作の二つ目は「殺しのリハーサル」、三つ目は「ギルティ・コンサイエ ンス」で、ともにDVDソフト化されています。 「謎の完全殺人」をネット等で探すときに面倒なのが、似たタイトルの別作品が存在 すること。「謎の完全殺人 キラー・スキャナーズ」という作品で、パッケージを見る と何か怖そう。(^^; このことに加え、作品の内容から言っても、NHK放映時のタイ トル「殺しの演出者」で出してくれた方がよかったんじゃない?と思ってしまう。 さて、本作の内容をざっくり記すと、次のような具合です。 元手品師で読心術師を称する男アーサーが、その才能で今や各地から引っ張りだこの 人気者になり、富を気付いていた。一方、彼の年若い妻アリソンは夫の多忙をいいこと に、浮気を重ねている。あるとき、アリソンが浮気相手――若くてハンサムだが売れな い俳優のギルに、拳銃を見せて、アーサーを始末しましょうと唆す。最初は気乗りしな い様子のギルだったが、主演を務めた舞台劇が初日後に酷評され、もう役者の道は難し いと、アリソンの話に乗る。アリソンの計画は、“アーサーは心臓が悪く、ペースメー カーの世話になっている。だから射殺するまでもなく拳銃を突き付け、空砲の一つでも 撃てばショック死するはず”というものだった。決行日、ギルはアリソンが前もって開 けてくれていたドアから屋敷に侵入し、用意された拳銃を手に取る。そこへ……。 こんな具合で。未見の方の楽しみを奪わないよう、さわりの段階で止めました。ここ までなら、ミステリでは度々描かれてきたシチュエーションであり、独自色で期待させ るものは感じられないかもしれません。せいぜい、アーサーが読心術師であることが、 多少気になるくらいか? でも、さすがに評判の高い三部作の一つだけあって、観終わると満足の行く作品でし た。二転三転する筋書きに細かな伏線、読心術のからくり等、色んな要素がうまく兼ね 合い、ラストは思い掛けない着地点に。いや、着地しないまま、終わるんですけどね。 ちょっとネタバレですが、これくらいは大丈夫でしょう。 観ている途中で、二度ほど、ラストを想像してみたんですが、共に外れました。外れ る方が楽しめていい(笑)。 ではでは。
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