◇フレッシュボイス2 #2012の修正
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WOWOWのドラマ「ソロモンの偽証」全八回を録画及びオンデマンド及び見逃し配 信で視聴。ネタバレ注意です。 原作は宮部みゆきの同名小説で、未読です。映画化もされていますが、同じく未見。 原作では一九九〇年の公立中学校が舞台だったのを、ドラマでは現代の私立高校に変 えていました。その他にも細かい変更はあるのかもしれません。 学校で裁判を行うという大枠だけ知って観始めました。そのせいか、学校裁判が始ま るまでが長く、ややじれったく感じられた。 学校屋上から転落死した生徒の死の真相を究明するべく、学校で生徒が裁判を開く、 という絵空事をどうやって現実味を与えて、“開廷”まで持って行くかに意を割いた作 りですから、そりゃまあ時間を要しますよね。被告となる生徒の父親の犯罪とか匿名告 発文を巡る動きとかは、単調になりかねない前半のストーリー展開にメリハリを付ける 意味もあって、構築されたのかなという気がする。学校サイドの常識的判断に見せ掛け ただめっぷりも強調されて、戯画的な演出になっているのは皮肉が込められているのか な。 後半、本題である学校裁判に突入。開廷直前や休廷中に弁護側と検察側が一緒に事案 の話をするという、本当の裁判ではまずあり得ない場面がいくつもあって、面白い。証 人には生徒もいる訳ですが、保護者の中にはそんな場に立たせたくないって親も当然い て、そのヒステリックな拒みように苛々。(^^; 終盤を迎え、意表を突く証言や証拠が出て来て、様相が覆っていく流れに引き込まれ る。さらに実際の裁判では絶対にあり得ない展開になり、意外な事実が明らかになっ て、事件関係者の赦しと浄化と勇気へとつながっていく。判決は、被告人に対するもの にととどまらず、他の関係者や事件全体に対する総括になっていて、これまたほんとの 裁判ではあり得ないでしょう。もしかしたら作者は、テーマとして学校裁判ありきでは なく、上述のような実際の裁判ではあり得ない展開をさせたいがために学校裁判の状況 を用意したのかなとの印象を受けたです。 ではでは。
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