◇フレッシュボイス2 #1994の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
少し前からの流行り物――古代中華もしくは古代中華風ファンタジーでのライトミス テリに今さらながら手を出してみようと思い、昔々の法医学関連の書籍を当たっている のですが。そもそもその手の小説をほとんど読んだことがなく、どこをどうすれば似て しまい、どうすれば違いが出せるのかがいまいち掴めない。なので、同ジャンルの作品 いくつかにも今後当たらねばならない。 と思いつつ、習作がてら、見切り発車してみた。書いていく内に感じたのは、どこま で史実に沿うべきかという問題。 仮に古代中華を舞台に取るとして、当時の検屍・法医学の参考となるのは昨日挙げた 『中国人の死体観察学』や『棠陰比事』辺りが主だったところになるのは当然。でもど の資料も長い年月における事実・経験・知識の集成であり、時代が広範囲に渡ってい る。宋の時代に明らかになったが、漢の時代にはまだ分かっていなかったなんてことが あるはずなんですが、その判断が私には恐らく無理。仔細に調べて、他の歴史資料にも 当たって突き合わせれば判明することもあるでしょうけれども、すべては不可能かと。 もしかしたら、時代の流れか何かで、一時的に廃れた手法なんてのもあるかもしれませ んし。 そういうのを気にしていたら、具体的に時代を設定して書くのは至難の業だなと思い 始めて、とりあえず中華風ファンタジーを舞台にしてみた。逃げとも言う。(^^; ただ、今度はファンタジー世界なら史実を無視して、何でもありにしてもいいのかと いう懸念が。『中国人の死体観察学』に出て来る方法ならまとめて全部ありでいいんじ ゃないかという気もしますし、それぞれの方法が発見・確立された時代には差があるの だから、判明しているものだけでもそれなりに時代をずらすべきじゃないかとか、迷っ てしまう。迷うで思い出したけど、時代特有の迷信もありますしね。ある人骨にAとい う人の血を垂らして染み込めば骨の人物とAは親子である、とか。そういうのもどう取 り入れるか、あるいは無視するのがいいか。 あと、悩ましいのは、指紋の有効性に気付いた者がいたことにするのはどうかなとい う誘惑(笑)。指紋が個人識別に使えるんじゃないかという考えが生まれたのは、日本 で言えば明治時代の頃。『中国人の死体観察学』の時代とは何百年も隔たりがある。そ れを知った上で敢えて、指紋が犯罪捜査に使えると気付いた人物を、中華風ファンタ ジーに登場させるのはありやなしや。個人的には、なしに傾いているものの、使えない 訳じゃないとも思う。指紋で犯人逮捕に成功するも、指紋を証拠とする手法は時の権力 者にとって都合が悪く、あってはならないものとして抹殺された――てな筋書きにすれ ば行けるのではないかと画策中。 ではでは。
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